フライメディア 2020年4月1日(水) 18時40分
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新型コロナウィルスの感染拡大が世界で勢いを増しているようだ。こちら臺灣でも3月半ばから始まった帰國ラッシュをきっかけに、海外から感染數(shù)が入ることで感染者數(shù)が一気に増えてしまっている。
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新型コロナウィルスの感染拡大が世界で勢いを増しているようだ。臺灣でも3月半ばから始まった帰國ラッシュをきっかけに、海外から感染數(shù)が入ることで感染者數(shù)が一気に増えてしまっている。
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また殘念なことに市中感染が広がり始めているのも事実である。烏來や金山などの観光地に感染者が立ち寄っていたことが判明し念入りな消毒作業(yè)をしている。
今現(xiàn)在の感染者數(shù)は322人。そのうちの276人が海外渡航歴のある人だ。これ以上の感染が広がらないことを祈るばかりだ。
前回は海外帰國者の検疫の様子について紹介したが、今回はその後の自宅、またはホテルで隔離されている人たちに配られる「隔離包」についてご紹介しよう。
現(xiàn)在臺灣で14日間の隔離義務(wù)にあたる人は外國人を含め4萬4000人にものぼる。住居地によって內(nèi)容が異なるが、筆者に屆いた隔離包の中にはお湯で溶いて作る栄養(yǎng)を考えたハトムギなどのブレンドドリンクの粉、ほんのり甘いライスパフのようなお菓子、お湯を入れて作れるインスタントのドライカレー、気持ちを落ち著かせる為の本、ビタミン剤。
どれもこれも隔離生活中には有難い、便利で栄養(yǎng)価を考えたものばかりで、袋を開けたとたんに感謝の気持ちでいっぱいになった。
「臺灣は本當(dāng)に、どこまでも優(yōu)しい國なんだろう。」今まで臺灣に暮らしてきて、どれだけの人に世話になり、どれだけの優(yōu)しさに觸れてきただろうか、今までの思い出も一気に込み上げてきた。
意外なスパイシーさに驚いた。隔離生活中にパンチの効いたものが食べたい時には本當(dāng)に有難い。お湯を多めに入れればリゾットにすることもできる。
これらの食材は全てベジタリアンでも食べられるように、肉は使用されていない。全ての人に平等な臺灣らしい優(yōu)しい心配りが感じられた。
最も驚いたのがこのマスクだ。徐々にマスクの生産量は安定し、4月9日からは大人も2週間で9枚買えるようになる。14日間の隔離生活中の為という枚數(shù)だとは思うが、その多さに申し訳ない気持ちになった。
舊正月ごろからマスクが不足し始め、街ではなかなか手に入らなくなっていた、その後ウェブシステムが導(dǎo)入され、1週間に2枚買えるようになった。
毎日のように薬局には長蛇の列ができ、お年寄りも一緒になって並んでいる姿を目の當(dāng)たりにしているので、ただただ驚き申し訳ない気持ちになった。筆者は特に持病もなく、自宅で仕事ができるという事もあり、隔離生活終了後に近所の持病のある方々に配る予定。
今では當(dāng)たり前のようになってしまった海外生活。今回のコロナ騒動をきっかけに、それが當(dāng)たり前ではないのだという事、沢山の人々の助けによって自分が臺灣で生活できている、という事をまた改めて考えさせられた。
そして微力ではあるが、少しでも少しでも臺灣の方々に恩返しができるよう精進(jìn)しなくては、と改めて決心させられた、そんな「隔離包」だった。(提供/フライメディア)
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