中國(guó)メディア?中國(guó)青年網(wǎng)は2日、「新型コロナウイルスの試練を経て、日中関係は引き続き良い方向へ発展する」と題した記事を掲載した。

記事はまず、「日中はこのほどの新型コロナウイルス流行の中で、すでに少なくない協(xié)力をしている」とし、最近の事例としてNHKの報(bào)道內(nèi)容を紹介。マスク不足の緩和のために日本政府が中國(guó)に醫(yī)療用マスクを1000萬枚ほど緊急注文した際、輸送の準(zhǔn)備が行われた広州の空港の関係者が、「日本頑張れ」と書かれた橫斷幕を掲げたというものだ。

日本側(cè)からの支援についても、「日本が中國(guó)に送った支援物資に『山川異域，風(fēng)月同天』などの漢詩(shī)が添えられていたことや、東京タワーや東京スカイツリーが中國(guó)を勵(lì)ますために（赤色に）ライトアップしたこと、（チャイナドレスを著た）日本人の少女が街頭でお辭儀して武漢のために寄付を募ったことは、日中の國(guó)民の間で広く知れ渡り、話題になった」と紹介した。

また、「多くの日本の高官は日中の協(xié)力を強(qiáng)化して流行を抑制することの必要性を十分認(rèn)識(shí)している」とし、「例えば2月7日、與黨である自民黨の二階俊博幹事長(zhǎng)、公明黨の斉藤鉄夫幹事長(zhǎng)などが、わざわざ駐日中國(guó)大使館を訪問。二階氏は孔鉉佑（コン?シュエンヨウ）中國(guó)大使に、『日本國(guó)が対応できることはいかなることでも対応したい。遠(yuǎn)慮なくお申し出いただきたい』『隣國(guó)として自分のことのように考える』などと伝えた。2月10日、二階氏は自民黨黨員の3月の給與から5000円ずつ天引きして中國(guó)への支援金にする案を提出した」と伝えた。

続いて、中國(guó)政府のシンクタンクで清華大學(xué)傘下の「道紀(jì)忠華シンクタンク」の後藤錦隆日本首席代表は、「日本は自國(guó)の長(zhǎng)期的な利益を極めて重視する『獨(dú)特な外交の伝統(tǒng)』を持っている」「中國(guó)の危機(jī)において日本は選択を誤らず、日中関係が安定する基本的な形勢(shì)は維持されるだろう」などとの見解を示していると伝えた。

記事は次に、3月27日に日本記者クラブで開かれた孔大使の會(huì)見の內(nèi)容を説明。孔大使は、「近隣である日本と中國(guó)は災(zāi)害、災(zāi)難の前でいつも（協(xié)力して）立ち向かうことができる」とし、「日本でマスクなどが不足しているが、中國(guó)各地で続々と生産活動(dòng)が再開されていることに伴い、日本の感染癥対策を支援できるよう積極的に調(diào)整を急いでいる。一部の企業(yè)はすでに日本への輸出を始めている」と明かした。日中関係については、「人の往來や経済、貿(mào)易分野も（新型コロナウイルスの）影響を受けているが、混亂はあくまで一時(shí)的なもの。日中関係の上向き基調(diào)には変わりがない」「今回の試練を経て、日中関係の基礎(chǔ)は一層強(qiáng)固になり、さらなる改善?発展が図られることを期待し、信じている」と話した。

また、新型コロナウイルスの流行を抑制するために、日中や世界がより協(xié)力を広げる方法として、孔大使は4つの事項(xiàng)を提言した。1つ目は、日中両國(guó)が引き続き協(xié)力して新型コロナウイルスと闘うこと。2つ目は、日中韓及び地域の公衆(zhòng)衛(wèi)生分野の協(xié)力を強(qiáng)化すること。3つ目は、國(guó)際的な公衆(zhòng)衛(wèi)生ガバナンスを推進(jìn)（多國(guó)?地域間での公衆(zhòng)衛(wèi)生問題に対する規(guī)則や體制などを整備?強(qiáng)化）すること。4つ目は、タイムリーに世界経済の振興を図ることだ。

4つ目については、「世界2位と3位の経済大國(guó)、貿(mào)易大國(guó)である中國(guó)と日本はこのように大事な時(shí)こそ、東アジア地域包括的経済連攜（RCEP）の早期署名を図り、日中韓自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）交渉を加速させ、世界経済の回復(fù)と健全な発展の『強(qiáng)心剤』を打つべきだと思う」と述べた。（翻訳?編集/毛利）