2020年7月22日、韓國メディア?韓國経済は「日本のマスク不足を解決したのは韓國系Uターン企業(yè)」と題した記事を掲載し、アイリスオーヤマを詳しく紹介している。

記事によると、同社はもともと中國?大連と蘇州の工場でマスクを生産し日本に輸入しており、新型コロナウイルスの大流行でマスク不足になった2月には中國工場を増?jiān)O(shè)する計(jì)畫だった。中國での生産能力を月8000萬枚から1億4000萬枚に拡大するとし、発注も終えた狀態(tài)だったという。しかし実際には先月から宮城県の角田工場で月産1億5000萬枚の計(jì)畫でマスク生産を始めているという。主原料の不織布も國産化済みだといい、記事は「今、日本で最も多くのマスクを生産する會社として、マスク不足の解消に大いに貢獻(xiàn)している」と伝えている。

記事は、同社のこうした躍進(jìn)の背景には「日本政府のリショアリング（製造業(yè)の國內(nèi)回帰）政策がある」と指摘している。日本は4月にコロナ経済対策としてリショアリング促進(jìn)に2400億円の予算を編成。海外生産拠點(diǎn)を日本に移す中小企業(yè)には、最大で移転費(fèi)用の4分の3まで支援するとしている。

同社の広報(bào)擔(dān)當(dāng)者は、韓國経済のメールインタビューに「2月に日本政府の要請を受け、3月31日に日本國內(nèi)でのマスク生産を決定した」「5月末、中國工場の増?jiān)O(shè)に用いる予定だった設(shè)備を角田工場に移し、8ラインを設(shè)置した」と説明。日本國內(nèi)のマスク生産設(shè)備に投じた資金は30億円で、「政府の補(bǔ)助金のおかげで、當(dāng)初10億円だったのを30億円に増やした」「月6000萬枚で計(jì)畫していた生産能力も、1億5000萬枚に増やした」という。工場の増?jiān)O(shè)に合わせて従業(yè)員も新たに100人採用しており、「角田市の経済に活力を吹き込む規(guī)模だ」としているという。

また、韓國経済の記事は「アイリスオーヤマは在日同胞2世が創(chuàng)業(yè)した」という點(diǎn)を大きく取り上げている。同社創(chuàng)業(yè)者の大山森佑社長は、1958年に大阪で會社を設(shè)立。森佑社長の急逝後、當(dāng)時(shí)19歳だった大山健太郎現(xiàn)會長が引き継いだ。大山會長は2002年まで韓國籍を維持していたという。プラスチック製造から生活用品へと事業(yè)領(lǐng)域を拡大し、2012年には家電部門にも進(jìn)出した。當(dāng)時(shí)、大規(guī)模リストラを行った東芝、シャープ、パナソニックなど大手メーカーの元エンジニアを採用し、土臺を築いたとも紹介している。同社は11月から、韓國?仁川（インチョン）工場でもマスクの生産を始める計(jì)畫だという。

記事は最後に「韓國も2013年からリショアリングを支援しているが、厳しい條件が課せられるため成果は少ない」と伝えている。補(bǔ)助金支援は地価の最大40％、設(shè)備投資額の最大24％と、日本に比べ低い水準(zhǔn)だという。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「いい企業(yè)だね」「ホースなどの園蕓用品を買ったことがある。品質(zhì)がいい」「サーキュレーターを持ってる。いい製品だよ」などの聲が寄せられている。

一方で、「日本のほうが企業(yè)にとって良いってこと？」「タイトルを見て、韓國企業(yè)かと思ったよ。記者に警告」と指摘するコメントも多い。

また、「韓國の場合（リショアリングが振るわないのは）、労組を恐れて企業(yè)が海外から戻ってこないんだよ」「韓國系が日本で事業(yè)をすれば『立派な人だ』と言い、日本で稼いだお金を持ってきて韓國內(nèi)で事業(yè)をしているロッテは批判するんだから笑える。ロッテは韓國を引き上げて日本だけでビジネスしたほうがいい」などのコメントも見られた。（翻訳?編集/麻江）