世界で猛威を振るう新型コロナウイルスについて、中國の識者が「國內(nèi)の出版業(yè)界は深刻な影響を受けた」との聲を上げた。

中國の南京大學(xué)信息管理學(xué)院と出版研究院の主催によるフォーラムが先月26日午後、オンライン上で開かれ、中國で最も大きな影響力と規(guī)模を持つ出版社の1つ、江蘇鳳凰出版伝媒股分有限公司の編集長で江蘇人民出版社社長の徐海（シュー?ハイ）氏が「感染癥流行後の出版」と題して講義を行った。

まず、新型コロナウイルス感染癥の出版業(yè)界に対する影響について、徐氏は「非常に巨大」とした。その具體的なものには▽國內(nèi)実店舗の閉鎖による販売量への影響▽物流中斷によるネット通販への影響▽大型見本市の中止や延期による影響があり、実店舗は2カ月近い閉鎖を経て現(xiàn)在は次々と営業(yè)を再開しているが、年間の書籍販売量は相応のダメージを受ける見通しという。この他、感染拡大によって、関係者とコミュニケーションが取りにくい、原稿が期限までに完成しないなどの問題も起きており、こうしたことも業(yè)界に大きな影響を及ぼした。

さらに、感染癥がもたらした急激な変化は人と自然に関する書籍に注目が集まったことにも反映されており、今後業(yè)界ではこうした分野に注力する動きが見られそうだ。徐氏は「この新型コロナウイルス感染癥は世界を範(fàn)囲とする災(zāi)難」とし、「この先の數(shù)年間、あるいは數(shù)十年間、世界の出版関係者、作者、學(xué)者、科學(xué)者はそれまで歩んできた発展の道を振り返り、人類と自然との関係について総括するはずだ」との考えを示した。また、政府のガバナンス能力とガバナンスシステム、異なる文化と異なる文明間の差異に関する書籍への関心もより高まるとの見方を示すとともに、感染爆発はさまざまな社會思想の出現(xiàn)を促したと指摘?！父腥景Y流行後にわれわれがいかに共通認識と共通の価値観を凝縮するか。出版人が深く探究するのに値する」との意見も呈した。

徐氏は「將來の出版業(yè)界が2つの発展方向を持っていることは明らか」と指摘し、出版デジタル化の加速と斷片的読書の加速に言及?！付踏ぅ偿螗匹螗膜盲蓼欷雰A向がさらに突出し、出版方式から見ると紙の書籍が減る」とし、「長々としたくどい文章はデジタル時代の読書に適さなくなる。より短い文章で思想の精髄が表現(xiàn)されるようになるはずだ」と論じた。（レコードチャイナ編集部）