2013年11月21日、米ラジオ局ボイス?オブ?アメリカ（VOA）中國語サイトは「民族主義的感情により日韓関係は冷え込み、中韓関係は加熱」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

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日本の軍國主義がもたらした歴史問題にどのように対応するか。この點(diǎn)における見解の相違が、日本と韓國の関係を一貫して遠(yuǎn)ざけてきた。他方で、日韓の対立により、ソウルと北京の関係は熱を帯びてきている。

日韓関係における最も新しい対立の火種は、中國東北部の都市?ハルビンに韓國獨(dú)立の「義士」安重根（アン?ジュングン）の記念碑を設(shè)置する計(jì)畫が持ち上がったことによる。これを契機(jī)として、東京とソウルの間で激しい応酬が繰り広げられた?！钢袊软n國で民族主義が高まっている理由の一つは、日本の安倍晉三首相が中韓両國と領(lǐng)土紛爭を抱える狀況下で、自衛(wèi)隊(duì)の裝備増強(qiáng)や増員を計(jì)畫しているからだ」とある専門家は分析する。

韓國と中國は1950年代の朝鮮戦爭で敵味方に分かれ、その後も時(shí)には緊張関係にあったが、日本に対する共通の不信感が両國に同じ道を歩ませている。韓國の樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)は就任後、アジアにおける最初の訪問地に北京を選んだ。テンプル大學(xué)ジャパンのジェフ?キングストン氏は「韓國は中國に対しても、そして自らの野心に対してもそれなりの余地を殘している。だから韓國と日本が斷絶するというような危険性はあり得ないと考える。樸大統(tǒng)領(lǐng)は國內(nèi)での政治的配慮から歴史問題を沸騰させているが、これは袋小路に入るようなものだ。安倍首相も同様だ」と述べた。

キングストン氏はまた、安倍首相がマニフェストに憲法改正を盛り込んでいるが、日本國內(nèi)では民族主義的感情はそれほど高まっておらず、安倍內(nèi)閣の歴史修正主義に國民の多くが反対していると指摘。また樸大統(tǒng)領(lǐng)が安倍首相との會(huì)談に否定的なことは國內(nèi)の保守派や民族主義者からは支持されているが、韓國國民の期待には必ずしも一致していないとも指摘した。

韓國國內(nèi)の世論調(diào)査からは、首脳會(huì)談の実現(xiàn)や北朝鮮に関する軍事情報(bào)の共有に、多くの國民が期待を込めていることがわかる。にもかかわらず、韓國政府は國民の反応を懸念して、サミット開催計(jì)畫を放棄してしまったのである。（翻訳?編集/NY）