中國(guó)メディアの海外網(wǎng)は11日、「日韓の新型コロナ対策、特徴はどこに？」と題する評(píng)論記事を掲載した。

記事はまず、新型コロナウイルス対策として「ソーシャルディスタンスの保持」を続けていた韓國(guó)が、6日から「生活防疫」の段階に入ったと説明。韓國(guó)が徐々に元通りの狀況を取り戻しつつあることに言及し、日本についても「対策は一定の成果を出したとみられている」と指摘した。

そして、「東アジアの國(guó)の突出した成果は広範(fàn)な関心を呼んだ」と述べ、「アジアの國(guó)?地域が相対的に成功したのは行動(dòng)が速かったためだ。その上、一連の斬新な政策も実施された」との認(rèn)識(shí)を米ジョンズ?ホプキンス大學(xué)の伝染病専門家が示したと紹介。続けて、「日韓は政治制度や言語(yǔ)、文化面で違いはあるが、新型コロナ対策においては多くの似通った點(diǎn)がある」とし、「科學(xué)の法則の尊重」「政府のリーダーシップ」「集団主義」の3點(diǎn)について論じた。

「科學(xué)の法則の尊重」については、「日韓両國(guó)はいずれも科學(xué)の法則を尊重し、早い時(shí)期に思い切りよく措置を取った」と指摘し、日本では「醫(yī)學(xué)界は中國(guó)の情報(bào)に基づき、新型コロナの研究を時(shí)機(jī)を逸することなく進(jìn)めた。メディアは頻繁に新型コロナを取り上げ、予防意識(shí)を高めるよう人々に促した」といった動(dòng)きが見(jiàn)られたことを説明した。韓國(guó)に関しては、検査キットの開発著手の速さなどを紹介?！感滦庭偿恁胜蛞徊繗W米諸國(guó)が政治問(wèn)題化するのに対し、東アジア諸國(guó)は感染癥対策そのものに集中した。科學(xué)の法則の尊重を基礎(chǔ)とし、著実な措置を通してまん延を効果的に抑制した」と評(píng)した。

また、「新型コロナへの対応で、東アジア諸國(guó)の政府は比較的強(qiáng)いリーダーシップを示した」とし、「韓國(guó)政府はソーシャルディスタンシング、タイムリーなデータ公表、検査の大量実施など効果的な行動(dòng)を迅速に起こした」と指摘。日本政府の緊急事態(tài)宣言、國(guó)民への10萬(wàn)円給付は「政府の積極的な職責(zé)履行を映し出すもの」と述べ、「特に日本社會(huì)は他人に迷惑をかけず、集団の求めに従うことを重んじる社會(huì)。緊急事態(tài)宣言に十分な拘束力はないが、一定レベルにおいて『都市封鎖』的効果があった」との説明を加えた。

最後の「集団主義」については、「東アジア文化の獨(dú)特な集団主義、家と國(guó)に対する観念も重要な役割を果たした」と述べ、「?jìng)€(gè)人、自由」が強(qiáng)調(diào)される西側(cè)社會(huì)に対し、東アジア諸國(guó)の価値観は「家族や國(guó)への重視、克己と自律の強(qiáng)調(diào)、大局への服従」が主流と指摘。「新型コロナでは日韓で人々の一致団結(jié)、社會(huì)全體の力を最大限に結(jié)集して感染癥に立ち向かう様子が見(jiàn)られた」とし、一例として多くの民間企業(yè)が政府への協(xié)力を自覚し、積極的にマスクやアルコール消毒などを生産したことを挙げた。

記事は、「日本と韓國(guó)の方式に違いはあるが…」とした上で、「両國(guó)の共通點(diǎn)に基づいて総括される日韓モデルは、他の國(guó)?地域の感染対策に思考をもたらすかもしれない」と締めくくった。（翻訳?編集/野谷）