2020年4月5日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く米國(guó)で、アジア系政治家が「差別を避けるため、より米國(guó)への忠誠(chéng)を示せ」と呼び掛けたことで反発を招いていると報(bào)じた。

記事によると、今年末の米大統(tǒng)領(lǐng)選候補(bǔ)者選びから脫落した中國(guó)系米國(guó)人のアンドリュー?ヤン氏はこのほど、米紙ワシントン?ポストに「新型コロナウイルスの感染が広がる中、道を歩いていると奇異や批判の目で見られることに気付き、自分がアジア系であることにいささかの羞恥心を覚えた。第2次世界大戦時(shí)の日系米國(guó)人に學(xué)び、米國(guó)に対して忠誠(chéng)心を積極的に示すことで、米國(guó)を愛し、米國(guó)への貢獻(xiàn)を望む米國(guó)人であることを証明しよう」と呼び掛ける文章を掲載した。

環(huán)球網(wǎng)の記事は、「ヤン氏の文章はアジア系住民の間で激しい議論を巻き起こした」とし、米ハフィントン?ポストのアジア系記者が「アジア系住民は何代にもわたって『米國(guó)人気質(zhì)』を証明するよう求められてきたが、それでも『外人』扱いされている。ヤン氏の言論は米國(guó)社會(huì)におけるアジア系に対するステレオタイプを一層助長(zhǎng)することになる。われわれは逆のことをすべきだ」と主張したことを紹介。この主張に「多くの稱賛が寄せられた」と伝えている。

また、米NBCニュースネットワークの報(bào)道として、ヤン氏の発言が日系米國(guó)人の間でも「第2次世界大戦時(shí)の『米國(guó)人になるだけでは足りない。よりよい米國(guó)人にならなければいけない』というつらい記憶を呼び起こさせるものだ」との反発が起きているとも伝えた。（翻訳?編集/川尻）