會報『日本と中國』 2020年4月11日(土) 14時20分
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中國に到著後は私が想像している以上にネット社會だということを実感した。寮の洗濯機を使おうと思ったが、それさえも攜帯決済になっている。
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9月1日からついに私の留學生活が始まった。8月中旬に大學から寮の決定の報告があったが、私の住む寮はなぜか大學のHPで掲載されていなかった。設備や部屋の詳細がわからなかったため、準備があまり良くできなかった。実際に住み始めて気づいたことは、同じ大學內でも寮によって設備や環(huán)境が全く違うということである。冷蔵庫やエレベーターの有無、洗濯機の臺數や利用金額まで異なる。私の住んでいる寮はお風呂や洗濯機も少ない。特に洗濯機は各階に1つしかないため、タイミングを逃すとなかなか使用できなくて困ることがあった。
【その他の寫真】
中國に到著後は私が想像している以上にネット社會だということを実感した。洗濯機を使おうと思ったが、それさえも攜帯決済になっている。攜帯決済するには中國の銀行カードの作成が必要で、銀行カードの手続きから受け取りまで5日ほど要した。その間、自分のお金で洗濯することが出來なかったため、一度だけ同じ階に住んでいる留學生に変わりに支払ってもらった。最初の1週間は本當に思い通りにいかない。為す術もない。また、アプリをダウンロードする際、中國の攜帯番號を使っていても國籍設定などの問題で中國のアプリをダウンロードできないことがあった。洗濯機のアプリもその一つである。これらのストレスを減らすためにも、1週間のうちに使用するものは、なるべく多めに持っていけばよかったと後悔した。
面白いと感じたことは、中國では連絡や大學のお知らせなども全て微信のグループで行われることだ。あまりにも身軽な感じで最初は驚いたが、1週間も経てばすっかり慣れていた。今季言語留學生やクラスのグループがあるだけでなく、學校イベントへ參加するごとに新しいグループが作成される。少し交流しただけでも簡単に連絡先を交換するので、友達の輪を広げるにはとても便利である。また、手続きの疑問などもリアルタイムで擔當の先生に質問することもできてとても良かった。
あっという間に留學生活1ヶ月を終えた。生活にも少し慣れたので、今後はさらに勉強と生活面の両方とも充実させていく。(提供/日本中國友好協會)
※本記事は、公益社団法人日本中國友好協會の公費留學生、天堀寛子さん(華東師範大學)の2019年9月のレポート「留學を開始して困ったこと、面白かったこと」を編集したものです。
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