2020年4月8日、環(huán)球時報は、「おかしい！中國醫(yī)療チームがナイジェリアで歓迎受けられず？」と題する記事を掲載。中國の醫(yī)療チームが支援を行うナイジェリアで、各メディアから反対の聲が噴出していると報じた。

記事は、中國企業(yè)の中國鉄建が派遣する醫(yī)療チーム一行15人が、支援物資を攜えて8日晝にナイジェリアの首都アブジャへ到著し、30日間の醫(yī)療支援を提供する予定だと紹介する一方で、ここ數(shù)日同國內(nèi)のテレビ、インターネット、新聞紙の各メディア、特にセルフメディアにおいて「政府による中國醫(yī)療チーム招請に、國民が反対している」という報道があふれていると伝えた。

そのうえで、「調(diào)べた結(jié)果、このような論調(diào)が出現(xiàn)した発端はナイジェリア醫(yī)療協(xié)會の會長が5日に発したコメントだった」とし、同協(xié)會會長が「非常に失望している。わが國はそもそも中國の醫(yī)療チームなど必要ない」と発言したことを紹介した。

また、同國のある衛(wèi)生部門の官僚は「新型コロナウイルス対策として國や各州が特別予算を捻出しているが、対象は衛(wèi)生當(dāng)局や疾病コントロールセンターのみになっており、醫(yī)療協(xié)會は恩恵を受けていない。彼らは中國醫(yī)療チームの到來に鬱憤（うっぷん）晴らしの機會を求め、存在感を示そうとしているのだ」と語った、と伝えている。

記事はさらに、現(xiàn)地メディア関係者が、中國に対する反発が出ているもう一つの背景として「西側(cè)メディアによる中國に対する批判的な報道がある」とし、「中國の試薬キットは不正確」「中國のマスクは不合格」といった情報を市民が信じているためとの見方を示したと伝えている。（翻訳?編集/川尻）