2020年4月10日、新浪新聞の微博（ウェイボー）アカウント?頭條新聞によると、広東省の村で塩の買(mǎi)いだめ騒ぎが発生した。新型コロナウイルス関連のデマが原因とみられるという。

報(bào)道によると、あるネットユーザーが9日に「同省呉川市の村で住民が大量に塩を買(mǎi)いだめする騒ぎが発生している」と明かした。先ごろ、「米國(guó)の新型ウイルス患者が海で入水自殺した」とされる動(dòng)畫(huà)が拡散したことで、村民の間で「死體が海水を汚染し、海水から製造される塩も汚染される」という誤った情報(bào)が広まったことが原因とみられるという。なお、拡散された動(dòng)畫(huà)は、2014年のリビア難民を乗せた漁船の沈沒(méi)事故の際に撮影されたものだという。

この騒動(dòng)について、中國(guó)のネットユーザーは「また出たよ」「人のうわさほど恐ろしいものはない」「根拠のない情報(bào)は信じてもダメ、伝えてもダメ」「デマを流した人間をきっちりと懲らしめてほしい」「こういう情報(bào)を信じる年配者、多いんだろうな」といったコメントを殘している。

また、2011年の東日本大震災(zāi)に伴う福島第1原発の放射能漏れ事故が発生した際に、中國(guó)でヨウ素入りの塩が放射能に効果があるとのデマが流れて大規(guī)模な塩の買(mǎi)いだめが発生したことを想起するユーザーも多いようで、「當(dāng)時(shí)の再現(xiàn)ではないか」「福島原発事故の時(shí)に流れたデマで大量に買(mǎi)い占めた塩は、もう食べ終わったのか？」「このニュースは、塩を食べても頭が良くなるわけではないことを十分に証明している」といった皮肉も見(jiàn)られた。（翻訳?編集/川尻）