「ハイブリッド米の父」袁隆平氏、「中國(guó)は自給自足でき、『食糧不足』は生じない」　

新型コロナウイルス感染が世界中に広がり続けており、多くの國(guó)が「食糧危機(jī)」に対する警戒を強(qiáng)めている。統(tǒng)計(jì)によると、3月31日の時(shí)點(diǎn)で、ロシア、エジプト、ベトナム、インド、カザフスタン、セルビアなど12カ國(guó)が一部の食料の輸出を制限する措置を講じている。

新型コロナウイルス感染流行が原因で、食糧不足が生じる可能性があることについて、中國(guó)で「ハイブリッド米の父」と呼ばれる袁隆平院士は、「中國(guó)は自給自足の能力を完全に有しており、食糧不足が生じることはなく、心配する必要はない」との見方を示した。

常に中國(guó)と世界の食料安全保障に勤しんできた袁院士率いるチームは今年、厳選し育成してきたスーパーハイブリッド米「超優(yōu)千號(hào)」を中國(guó)全土66．6萬(wàn)ヘクタールで栽培する計(jì)畫で、1ヘクタール當(dāng)たり1．5トンの収穫アップが見込まれている。3月23日に開かれた二期作の稲の高生産高を目指す2020年度のプロジェクト會(huì)議で、湖南省の13県（市、區(qū)）拠點(diǎn)で第3世代ハイブリッド稲「托底」を栽培し、二期で総生産量1ヘクタールあたり18トンを目指している。

昨年10月の初の公開生産量測(cè)定で、「托底」が試験的に栽培された田んぼの生産量は1ヘクタール當(dāng)たり約15．7トンに達(dá)し、南繁拠點(diǎn)で今月10日ごろに「種籾(たねもみ)」の採(cǎi)取が行われる。その他、袁院士が筆頭となり開発した塩?アルカリ耐性稲（海水稻）の稻作改良試験面積も昨年、約666．6ヘクタール拡大し、東北地方、渤海灣、新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)、東南沿海などのアルカリ土壌の田んぼで試験的に栽培が行われた。袁院士によると、中國(guó)にはアルカリ土壌の田んぼが約1億ヘクタールあり、約1333萬(wàn)3333ヘクタールから2000萬(wàn)ヘクタールは改造して1ヘクタール當(dāng)たり4．5トン米を生産できるようになる可能性を秘めている。

袁院士は、「中國(guó)は自給自足の能力を完全に有しているものの、食料安全保障のために一刻も気を緩めてはならない。今回の世界的な新型コロナウイルス感染流行は一つの警鐘となるだろう」と強(qiáng)調(diào)した。（編集KN）