2013年11月27日、銭江晩報は浙江省杭州市の“盜掘”を報じた。

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杭州市南のある工事現(xiàn)場。夜10時になると、頭にはヘッドライト、手にはスコップ、そして背中に袋と裝備をそろえた人々が集まってくる。プロの盜掘人たちだ。その數(shù)は100人近い。

この現(xiàn)場からは北宋時代の陶磁器が出土している。本來ならば正式な考古調(diào)査が必要なはずだが、現(xiàn)在は市文化財保護(hù)局職員が工事に付き添い、良品が出土した時だけ確保するというなんとも亂暴な手法が取られているという。

その隙に乗じたのがプロの盜掘ハンターたち。夜な夜な工事現(xiàn)場に忍び込んでは地面を掘り返しているという。出土した文化財はもちろん國有財産だが、そんなことはおかまいなしだ。

「建設(shè)作業(yè)員たちが土を固めすぎたんだ。そじゃなかったらもっと出物があったのに」と嘆くのは楊。1カ月半近くもこの現(xiàn)場に通っており、越窯碗、竜泉盆、皿、素?zé)啢斡Q音像など10點(diǎn)以上ものお寶をゲットしたという。

「アイヨー、割れた、割れた！」暗闇のなかに響く聲。その楊が新たなお寶として碗を掘り當(dāng)てたのだが、不注意にも割ってしまった。もっともそれでも価値がゼロとなったわけではない。その聲を聞きつけた仲買人がやってきて、その場で値段交渉が始まった。最終的にその割れた碗には1萬2000元（約20萬円）という値段がついた。意気揚(yáng)々と引き揚(yáng)げる楊の姿を他の盜掘者たちがうらやましそうに眺めていた。（翻訳?編集/KT）