2013年11月29日、韓國?中央日報（中國語版）は「『チャイナ?ドリーム』対『アジア回帰』＝難しい立場に追い込まれた韓國」と題する記事を掲載した。

【その他の寫真】

28日にソウルで行われた國防戦略対話において、韓國は中國側(cè)に防空識別圏の調(diào)整を求めたが、中國側(cè)はこれを明確に拒否した。樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)就任後、北朝鮮の核問題や日本の歴史認(rèn)識問題において、両國は良好な関係を保ち続けてきた。しかし防空識別圏問題においては、中國は譲歩の構(gòu)えを全く見せていない。

中國が強(qiáng)硬な態(tài)度を取るのは、この問題が日米対中國という対立構(gòu)造に屬するものだからだ。米國の封鎖戦略と中國の進(jìn)出戦略が相まみえ、雙方は一歩も後に引かない。中國が防空識別圏を設(shè)定したのは、米國による中國封じ込め戦略に対処するためだ。米外交誌フォーリン?ポリシーは、「成長著しい新興強(qiáng)國の中國が、自己の力を見せつけようとする『チャイナ?ドリーム』の試みだ」と指摘している。

中國の「チャイナ?ドリーム」とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)が掲げる「アジア回帰戦略」の衝突は、「アジアパラドックス」を深める結(jié)果を招いている。アジア諸國間の経済協(xié)力は活発に行われているが、政治と安全保障面では不安要素が拡大し、韓國を難しい立場に追い込んでいる。

特に今回の中國による防空識別圏設(shè)定は、今年6月の中韓首脳會談や、中國の楊潔チ國務(wù)委員と韓國の金章洙（キム?ジャンス）國家安保室長の対話などにおいて、両國が信頼を築き上げてきた過程での衝突だけに、衝撃は大きい。

ある政府関係者は、「米國が日本の集団的自衛(wèi)権を支持したことで、韓國は不意打ちを食らった。今また、中國が韓國に不意打ちを食らわせた。北東アジア平和協(xié)力構(gòu)想への道のりはまだまだ遠(yuǎn)い」と話した。（翻訳?編集/NY）