開発の波にのまれる伝統(tǒng)「四合院」取り壊し―北京市

2007年5月13日、北京市の歴史文化保護(hù)區(qū)に指定されている東四八地區(qū)で、「北京市家屋撤去管理法」に基づき、伝統(tǒng)的な住居の「四合院」が取り壊されることが決定した。

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これは、2月に北京市開発委員會(huì)の承認(rèn)を得て、同地區(qū)に新たにマンションなどが建設(shè)されることになったためだ。これにより、四合院で生活していた住民らは、撤退を余儀なくされている。

北京市が経済成長(zhǎng)のピークを迎えた2004年當(dāng)時(shí)、同地區(qū)の開発擔(dān)當(dāng)者が語っていた話によると、今後、同地區(qū)にオフィスビル1棟、マンション4棟を建てる計(jì)畫があるという。投資額は5.7億元（約58億5千萬円）で、純利益は1.9億元（約28億5千萬円）を見込んでいる。

この開発計(jì)畫を受けて北京市政協(xié)委員會(huì)の劉氏は、4月上旬に北京市政府へ書面で申し入れを行い、「四合院」取り壊し計(jì)畫を「北京の歴史文化と社會(huì)調(diào)和に対する由々しい破壊行為」とし、今すぐ中止すべきであると主張している。また、北京市文物局も同地區(qū)の開発関係者に文書を送り、「北京舊市內(nèi)の建設(shè)開発計(jì)畫は、胡同（フートン。中國(guó)の昔ながらの町並み）保護(hù)をしなければならない。歴史的に価値のある四合院は決して取り壊してはならない」と要求した。

北京市政府は1999年、「北京舊城歴史文化保護(hù)區(qū)保護(hù)計(jì)畫」の中でこの地區(qū)を指定保護(hù)區(qū)域に定めている。東4條から8條地區(qū)には、古くは元、明、清時(shí)代からの建築物も殘されている。保護(hù)計(jì)畫の中では、「この貴重な四合院は保護(hù)されるべきものであり、內(nèi)部の生活環(huán)境は改善されるべきであるものの、撤去?建て替えはしてはならない」と規(guī)定しており、今後の開発計(jì)畫の動(dòng)向が注目される。（翻訳/編集?BA）