2013年11月29日、朝鮮日報(bào)（中國語電子版）は、安全は米國に頼り、経済は中國に頼っている韓國にとって、中國の防空識別圏設(shè)定をめぐって対立する米中両國が大きな悩みの種になっていると伝えた。

【その他の寫真】

2010年夏、韓國は米軍との大規(guī)模軍事演習(xí)を黃海で行う予定だった。黃海上で韓國海軍哨戒艦「天安」が爆発し沈沒した事件に対する北朝鮮への対抗策とみられていたが、中國側(cè)の猛烈な抗議に遭い、演習(xí)地點(diǎn)を黃海から東シナ海に変更することになった。中國はもともと、日米韓3國の安全同盟を事実上の「中國封じ込め策」ではないかと疑っていた。このため、韓國は常に安全同盟に対し、極めて慎重な態(tài)度をとり続けていた。米國側(cè)は日米韓合同軍事演習(xí)を韓國側(cè)にたびたび打診しているが、韓國側(cè)が參加するのは海難救援訓(xùn)練レベルだ。もし、米中両國の対立がさらに深まれば、韓國は厳しい選択を迫られることになる。

10月に行われた米韓合同軍事演習(xí)では、米空母「ジョージ?ワシントン」も參加した。しかし、中國は初の空母「遼寧」を、黃海を管轄する山東省青島の北海艦隊(duì)に配置する予定であり、米空母が黃海に入ることに強(qiáng)い不快感を示している。

一方で、韓國は北朝鮮をけん制する目的で中國との軍事交流や協(xié)力を積極的に展開している。中韓両國の軍事協(xié)力がさらに進(jìn)めば、米國は神経質(zhì)になるはずだ。日本の集団的自衛(wèi)権についても、米國がこれを中國への抑止力として積極的に賛同しているのに対し、中國は猛反対。韓國政府も日本への警戒心を強(qiáng)めている。

また、韓國は米國のミサイル防衛(wèi)（MD）システムに入らず、獨(dú)自の韓國型ミサイル防衛(wèi)システムの構(gòu)築を進(jìn)めようとしている。これに対し米國は「韓國の態(tài)度はあいまいだ」として不満の意を示し、白ニョン島（ペンニョンド）にTHAADのXバンドレーダーを設(shè)置するよう、韓國政府に働きかけをしている。（翻訳?編集/本郷）