2020年4月18日、中國メディアの央視新聞は、韓國の免稅店の商品が焼卻処分される可能性があると伝えた。

記事は、「新型コロナウイルスの影響により、ソウルでは外國人旅行者の姿がほぼ消えた。仁寺洞や景福宮、明洞などソウルの人気観光スポットの近くにある免稅店も閉店しており、2月22日から4月26日までの週末は営業(yè)しないとの通知が貼ってあった。この店では営業(yè)狀況が急速に悪化したため、年後半は完全に営業(yè)を停止することにしている」などと伝えた。

また、「韓國の免稅店は利潤が高く『金の卵を産むガチョウ』と呼ばれていた。しかし現(xiàn)在では、このガチョウは息も絶え絶えだ」とし、「今月の韓國免稅店業(yè)界の売上は前年同期比90％減となり、多くの空港の免稅店は閉店しており、市內(nèi)の免稅店も閉店または営業(yè)時間の調(diào)整をしている」と説明した。

さらに、「免稅店にとって、高額な家賃よりも頭の痛い問題が大量の在庫だ」と指摘?！竿蝗话k生した新型コロナウイルスの影響で、數(shù)十億元相當(dāng)の免稅品の在庫という問題が出てきた。韓國の関連規(guī)定によると、3年以上販売されなかった免稅品は焼卻などの廃棄処分をしなければならず、これは服飾やアクセサリー、カバンを含むすべての免稅品を焼卻処分しなければならないことを意味する」と解説?！袱饯韦郡?、韓國の免稅店業(yè)界は韓國の関稅庁に対し、百貨店やディスカウントストアなどの國內(nèi)流通ルートを通して在庫を販売することを提案している。しかし、審査認(rèn)可は複雑であるため、早くても今年後半にならないと結(jié)果は出ない。許可されれば、韓國では免稅品が別の流通ルートを通して販売される初のケースになる」と伝えた。

記事は「一部の免稅店では二次元コードをスキャンする方式の無接觸購入によって顧客を引き寄せ業(yè)績を回復(fù)しようとしているところもある。しかし、免稅品は海外航空チケットがないと購入できないほか、最大の消費グループであった中國人旅行者がいないことや、韓國への海外からの出國者は以前の1日平均十?dāng)?shù)萬人から現(xiàn)在は1000～2000人程度にまで落ち込んでいることなどにより、免稅店には客がおらず、販売戦略も無駄になっていると説明。業(yè)界では、新型コロナウイルスの影響が長引くにつれて、何らかの救済措置を取らなければ、あと數(shù)カ月で韓國の免稅店業(yè)界は崩壊してしまうとの予測も出ているという。（翻訳?編集/山中）