2020年4月18日、仏RFIの中國(guó)語版サイトは、「中國(guó)民政部の公式サイトによると、中國(guó)國(guó)務(wù)院は海南省三沙市に西沙區(qū)と南沙區(qū)を設(shè)立することを許可した」と伝えた。

記事によると、中國(guó)民政部は、三沙市西沙區(qū)は西沙（パラセル）諸島の島しょや巖礁及びその海域を管轄し、中沙諸島の島しょや巖礁及びその海域の管理も代行して、西沙區(qū)人民政府を永興島（ウッディー島）に駐在させることを明らかにした。また、三沙市南沙區(qū)は南沙（スプラトリー）諸島の島しょや巖礁及びその海域を管轄し、南沙區(qū)人民政府を永暑礁（ファイアリー?クロス礁）に駐在させるという。

記事は、「南シナ海の三沙市は、12年7月24日に正式に成立。海南省に屬し、西沙諸島、中沙諸島、南沙諸島の島しょ及びその海域を管轄している」と紹介?！钢袊?guó)最南端に位置し、面積は最大で陸地面積は最小、人口も最少の地級(jí)市」と伝えた。

また、「三沙市は280以上の島や砂州、暗礁、サンゴ島など及びその海域から成っており、陸海面積は約200萬平方キロだ」と紹介?！甘姓蛭魃长斡琅d島に駐在させ、4つの工作委員會(huì)、管理委員會(huì)、及び10の社區(qū)居民委員會(huì)を設(shè)置する。兵士を除いた常住人口は1800人で、戸籍人口は621人になるという」と伝えた。

さらに、アナリストの分析として、「ベトナムも西沙の永興島の領(lǐng)有権を主張しているほか、南沙の永暑礁を中國(guó)側(cè)が埋め立てて人工島を建設(shè)しており、しかもフィリピンやベトナムはその領(lǐng)有権も主張しているため、今回2カ所（永興島と永暑礁）に行政管轄區(qū)を設(shè)置したとの発表は、再び南シナ海での紛爭(zhēng)を際立たせるものとなるかもしれない」と伝えた。（翻訳?編集/山中）