2013年12月2日、英紙フィナンシャル?タイムズ（中國語版）は、南シナ海の領(lǐng)有権を主張するため、中國がさらに新しい防空識別圏を設(shè)定する可能性が高いと伝えた。

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中國が11月23日に発表した防空識別圏の設(shè)定は、尖閣諸島の領(lǐng)有を主張する日本との関係をさらに悪化させた。尖閣諸島をめぐる緊張が一気に高まる原因となった防空識別圏だが、中國が同時(shí)に明らかにした「関連の準(zhǔn)備作業(yè)が完了すれば、隨時(shí)他の防空識別圏を設(shè)定する」という點(diǎn)を見過ごすことは出來ない。中國と周辺諸國の緊張関係が今後さらに拡大することを意味するからだ。

シンガポール東南アジア研究所のイアン?ストーレイ氏は、「中國がもし新たに防空識別圏を設(shè)定するならば、それは南シナ海北部と黃海の可能性が最も高い」と指摘する。中國の現(xiàn)行の國土地図上には、南シナ海の上に中國領(lǐng)土を示す9本線、いわゆる「九段線」が書き込まれている。昨年、中國がパスポート上にこの「九段線」を描き、ベトナムやインドネシア、フィリピンの激しい抗議に遭っている。

ストーレイ氏は、中國が南シナ海全域を防空識別圏に設(shè)定することはないと予想。南シナ海北部、とりわけ海南島周辺海域に設(shè)定するものとみている。中國外交部のシンクタンク?南海研究院の呉士存（ウー?シーツン）院長は「中國は新しい防空識別圏を設(shè)定する権利を有している。だが最終的な設(shè)定には時(shí)間が必要だ」と話す。中國人民大學(xué)の國際関係問題専門家?時(shí)殷弘（シー?インホン）氏も「中國が短期間で新たに防空識別圏を設(shè)定することはない。なぜなら、南シナ海情勢は尖閣諸島ほど緊迫していないからだ。だが、同海域の緊張が高まれば、狀況は一変するだろう」と指摘している。（翻訳?編集/本郷）