2013年12月2日、人民網(wǎng)によると、露ラジオ局?ロシアの聲は「中國(guó)設(shè)定の防空識(shí)別圏が持つリスク」と題した記事を掲載した。

【その他の寫真】

中國(guó)政府による防空識(shí)別圏の設(shè)定がもたらした結(jié)果について、ロシア戦略?技術(shù)分析センターのワスィーリイ?カーシン所長(zhǎng)は、「米國(guó)や日本の空軍機(jī)が中國(guó)側(cè)への通告なしに識(shí)別圏內(nèi)を飛行することは明白だった」と話す。問(wèn)題なのは、防空識(shí)別圏に他國(guó)の空軍機(jī)が入ってきた場(chǎng)合の中國(guó)政府の対応である。中國(guó)が他國(guó)に対し、政治的な聲明や警告を出すだけならば、「中國(guó)は識(shí)別圏を守る強(qiáng)い意志や力がない」とされ、中國(guó)の威信を大きく傷つけることになる。同時(shí)に中國(guó)指導(dǎo)部の威信にも傷がつくだろう。

日本との軍事対立が米國(guó)との軍事対立へ発展することは中國(guó)の利益に合致しない。日本の軍事力はそれほど大きくないが、技術(shù)的及び個(gè)人の訓(xùn)練度は世界的にも一流だ。東シナ海には日米の基地が近くにあり、両國(guó)にとってかなり有利だ。一方で、中國(guó)が自國(guó)の優(yōu)位を示すのは困難だ。大規(guī)模な軍事作戦など行えば、極めて大きく予想のつかない結(jié)果をもたらすことになる。

最も想定できるケースとしては、中國(guó)が防空識(shí)別圏內(nèi)に戦闘機(jī)を派遣し、そこへ進(jìn)入する外國(guó)軍機(jī)に故意に接近し、並行飛行するというものだ。しかし、この方法では將來(lái)、危険な事態(tài)が発生する可能性が高い。2001年に南シナ海で米國(guó)の電子偵察機(jī)EP?3と中國(guó)の戦闘機(jī)が衝突したような事件が思い出される。日本と中國(guó)の戦闘機(jī)が衝突し、犠牲者が発生すれば、深刻な外交的危機(jī)に陥ることは確実だ。

こうした常に心理的緊張が続く環(huán)境に疲れ果ててしまった日本政府が、「島を巡る領(lǐng)土問(wèn)題が存在する」との事実を認(rèn)めると中國(guó)側(cè)は考えているようだ。中國(guó)の一連の行動(dòng)は、日本政府が脆弱で支持率が低いという認(rèn)識(shí)に立ったものだ。中國(guó)は、「政治的なイニシアチブは自分たちにある。自分たちが紛爭(zhēng)の拡大を制御できる」と確信している。

中國(guó)は尖閣をめぐる?心理戦?をどう戦うのか？。この心理戦に勝つ自信がなければ、中國(guó)が防空識(shí)別圏設(shè)置プランを思いつくことなどなかっただろう。（翻訳?編集/本郷）