2020年4月21日、中國メディアの海外網(wǎng)によると、駐仏中國大使がフランス放送局のインタビューを受け、「中國は新型コロナウイルスの死者をごまかしている」との見方に反論した。

記事によると、盧沙野（ルー?シャーイエ）駐仏中國大使は20日に仏RMC放送局の生放送番組にインタビュー出演した。

まず、司會者が「トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は近頃、中國がうそをついているとし、中國における新型コロナウイルスによる死者數(shù)は政府発表のデータよりはるかに多いとの認(rèn)識を示したが、実際はどうなのか」と質(zhì)問。これに対し盧大使は「わが國は隠蔽（いんぺい）していないし、隠蔽することも絶対ない。情報(bào)は透明で、データは正確だ。先週末には武漢の感染者數(shù)と死亡者數(shù)を訂正しており、情報(bào)の透明性を表している」と語った。

司會者が「（武漢市発表の）死亡者數(shù)が突然1300人余り増えたが」と話を向けると、盧大使は「正常なことだ」と返答。「そうなのか」と問う司會者に、「數(shù)字の訂正は國際的に行われており、フランスを含めあらゆる國が同じように（修正）するだろう」との見解を示した。

また、新型ウイルスが武漢の実験室から漏れ出した可能性があり、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が中國への調(diào)査実施の必要性に言及したことについて聞かれると「米國にそんな権利はない。調(diào)査はデマを基に実施すべきではない。わが國を非難するなら証拠を出すべきだが、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で何の証拠もない。トランプ氏も2016年の大統(tǒng)領(lǐng)選で、ソースが出せない情報(bào)はそもそもソースが存在しないと発言しているではないか」と反論した。

さらに、「感染が判明した最初の3週間、どうして世界にウイルスの深刻さを隠蔽したのか」との質(zhì)問を受けると、盧大使は「わが國は隠蔽していない」と否定。「昨年12月30日に原因不明の肺炎癥例が見つかると、今年1月3日には世界保健機(jī)関（WHO）に感染狀況の定期的な報(bào)告を開始し、12日にはウイルスのゲノムを検出してWHOや世界に情報(bào)共有した」と説明し、「わが國は全く隠蔽していない」と強(qiáng)調(diào)した。

このほか、新型ウイルスの狀況を公開したことで當(dāng)局に逮捕、監(jiān)禁されたと報(bào)じられている醫(yī)師について盧大使は「逮捕もされていないし、脅迫もされていない。警察は法に基づいて措置を講じた」と語った。（翻訳?編集/川尻）