「人工肉」商品はヒットする?中國のスターバックスとKFC発売へ―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2020年4月24日(金) 7時40分

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スターバックスとケンタッキーフライドチキンはそれぞれ、人工肉を使った商品を発売すると発表した。

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スターバックスは22日から中國で植物タンパク質(zhì)を利用した人工肉を使ったランチセットを新商品として発売することを明らかにした。また、ケンタッキーフライドチキン(KFC)も20日に、植物由來の人工肉を使った新商品「ゴールデンチキンナゲット」発売を発表した。同2社の新商品はいずれも昨年から世界で話題となっている「人工肉」を使っていることは注目に値する。

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スターバックスとKFCが「人工肉」を使った新商品を発表すると、資本市場はすぐさま反応し、人工肉関連の中國概念株(中國の企業(yè)が海外で直接あるいは間接的に発行している株式)が次々上昇した。

■スターバックスとKFCが「人工肉」関連商品を発売

スターバックスは、人工肉を使ったランチセットを中國の各店舗で22日から発売する。人工肉を生産しているのは、植物由來の人工肉を製造?開発する米國の食品テクノロジー企業(yè)ビヨンド?ミートだ。

スターバックスのカスタマーサービスのスタッフによると、発売された新メニューは「新善食」という名稱で、新善肉キノコ?穀物、新善肉広東スタイルサラダなど全5種類。今月22日から5月6日まで、実店舗で購入することができる。

スターバックスは現(xiàn)時點では、人工肉を使ったランチセットのサンプルを披露していないのに対して、KFCは人工肉を使った「ゴールデンチキンナゲット」のポスターを公開している。

KFCは20日、公式微信(WeChat)アカウントで、今月20日から22日に、植物由來の人工肉を使った「ゴールデンチキンナゲット」のテスト販売を行うことを発表した。この人工肉は大豆や小麥、エンドウのタンパク質(zhì)を利用し、コレステロールを含んでいない。つまり、この「チキンナゲット」は、実際にはチキン風(fēng)味の人工肉となる。大豆タンパクは、一般的な人工肉製品の主な原料となっている。

KFCの人工肉を使った「ゴールデンチキンナゲット」は現(xiàn)時點ではテスト販売となっており、価格は5個入りで1.99元(約30円)。今月28日から30日まで、クーポン券を持っていれば上海広州、深センの指定の3店舗で購入することができる。

北京朝陽區(qū)にある店舗のKFCの店員は「新発売の人工肉を使ったチキンナゲットの北京における販売はまだ予定されておらず、その原料や宣伝グッズなども今のところ受け取っていない?,F(xiàn)在、他の都市の3店舗のみの販売で、本社は客の反応を見たいと思っているのだろう」と話した。

■「人工肉」のメーカーが多忙に

スターバックスとKFCが「人工肉」関連の商品を発売したことについて、あるネットユーザーは、「多くのベジタリアンにはいいニュース」や「やっぱり本物の肉がいいな」などの聲を寄せている。

実際には、「人工肉」は昨年から大きな話題となっている。2019年5月、ビヨンド?ミートがNASDAQ市場に新規(guī)株式公開すると、初日の終値が163%高を記録し、食品業(yè)界や各資本の間で「人工肉」に対する注目が一気に高まった。

中國の人工肉メーカー雙塔食品と珍肉食品も昨年9月に、人工肉を使った月餅を発売し、瞬時に売り切れとなった。その後、ドリンクショップ?奈雪の茶も人工肉ハンバーガーを試験的に販売し、人工肉関連商品を店舗で発売した初の飲食ブランドとなった。今月17日、中國の植物由來の人工肉ブランド?星期零(STARFIELD)は、宅配ピザチェーン?パパ?ジョンズ?ピザと提攜し、人工肉を使った新商品「未來肉ピザ」を打ち出し、中國全土16都市にある約150店舗でデリバリーの形式で発売した。ピザチェーンで人工肉関連商品を発売したのは同社が初めてだ。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策が実施される中、今年2月以降、人工肉関連の中國概念株の価格が上昇の一途をたどり、現(xiàn)時點で上昇幅は約34%に達(dá)している。天風(fēng)証券は、「都市化が進み、農(nóng)耕牧畜が縮小しているのを背景に、経済発展においてタンパク質(zhì)摂取のニーズが高まり、加えて豚コレラなどの蔓延、環(huán)境保護団體からの圧力などがあるため、代替肉市場の規(guī)模は今後急速に拡大するだろう。19年、世界の人工肉市場は約121億ドル規(guī)模だったが、25年には279億ドルに達(dá)する見込み」と予想している。

■専門家「消費者が受け入れるかは動向観察が必要」

食品産業(yè)アナリストの朱丹蓬(ジュウ?ダンフォン)氏は、「スターバックスとKFCが打ち出した『新善肉』や植物性『チキンナゲット』は本質(zhì)上『人工肉』食品であり、原料は主にエンドウのタンパク質(zhì)?!喝斯と狻护稀⒈井?dāng)の鶏肉や豚肉ではないため、鳥インフルエンザや豚コレラなどがもたらす食品安全リスクを根本的に回避できる。その他、食材が本當(dāng)の肉類でないため、ベジタリアンに受け入れられやすく、多くの消費グループをゲットできるだろう」と予測する。

そして、「今回、スターバックスとKFCが打ち出したテスト販売により、消費者の反応を集めることができ、中國人の好みに応じて、エンドウタンパクの割合や風(fēng)味を調(diào)整できる。また、肉類の価格が不安定な現(xiàn)在、『人工肉』関連の新商品を打ち出すことでコストを抑え、メニューの差別化も実現(xiàn)できる」との見方を示した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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