2020年4月21日、中國経済網(wǎng)は、8年前に武漢でボランティアに従事した際に「自転車盜難騒動(dòng)」に巻き込まれ注目された日本人男性へのインタビュー記事を掲載した。

現(xiàn)在35歳の河原啓一郎さんは、自転車での世界一周にチャレンジしながら貧困者や社會(huì)的弱者のケアに攜わっている青年醫(yī)師だ。2011年に中國からスタートしてユーラシア大陸の橫斷に成功。その後、多くの國で赤十字ボランティアとして従事し、19年にはアフリカを訪れた。

今年に入って新型コロナウイルスの感染爆発が起きると、アフリカでも続々と國境封鎖が行われ、河原さんの計(jì)畫に支障が出始めたという。もともとミャンマーに行って活動(dòng)する予定だったが入國できなくなったため、比較的感染者が少ないタイを訪れた後、島で隔離措置を取った。

河原さんは今回コロナウイルス感染が拡大した中國?武漢市とは深いつながりを持っている。12年に高齢者介護(hù)施設(shè)や孤児院、動(dòng)物保護(hù)団體などのボランティアとして武漢で活動(dòng)した。そして、その最中に自身の自転車が盜まれ、日中両國メディアが大々的に報(bào)じた。自転車は、現(xiàn)地の市民や警察の協(xié)力により、わずか3日で河原さんの元に戻った。中には、代わりの自転車やテントの提供、ホテルの手配などを申し出る市民もいたとのことで、河原さんは大いに感激したという。また、感謝を口にした川原さんに武漢市民は「あなたは私たちをこんなに長い間助けてくれたんだ。今回は私たちが助ける番だよ」と聲をかけたそうだ。

世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルスにより、武漢にいる友人の家族も亡くなったいう河原さん?！笭咨撙嗡坤驘o駄にせず、次の人に命をつないでいくためにも、何かやらなければと思った」と打ち明け、「ウイルスだって國境を越えるのだから、友情だって國境を越えられるはず」と語った。

現(xiàn)在、タイで日々を過ごしている河原さんは、日本の狀況について「日本人は毎年のように災(zāi)害を経験していることもあって、冷靜に理性や秩序を保っているので大きな混亂は発生していないと思う。でもやはり、世界的な感染爆発が起きているなかで、日本も中國や歐州のような厳しい措置を講じるべき」との考えを示したそうだ。（翻訳?編集/川尻）