世界保健機(jī)関（WHO）のテドロス事務(wù)局長は現(xiàn)地時(shí)間22日、「新型コロナウイルスは長い間とどまるだろう。道のりは長い。多くの國はウイルスの封じ込めに成功しているが、新型コロナウイルスは極めて危険なため、早期の証拠が示されたように、世界では大多數(shù)の人口は依然として感染しやすい狀態(tài)にあり、再発の可能性は高い」と指摘しています。

　また「これまでに、WHOは約250萬例の感染報(bào)告を受けており、地域ごとにすう勢が異なっている。大部分の西歐諸國では安定に向かったか減少傾向にあるものの、アフリカ、中南米、東歐などでは確認(rèn)された患者數(shù)は多くないものの、感染が拡大する中にあり、大部分の國は流行の初期段階にある」と警告しました。

　テドロス事務(wù)局長は「世界は元には戻らない、戻ることもできない」と指摘したうえで、「より健全で、安全かつよりしっかりとした備えがある『ニューノーマル』を目指すべきだ。現(xiàn)在、わずか66％の國で新型コロナウイルス感染癥患者を?qū)熼T病院に転院させ診察するシステムが確立され、わずか48％の國で感染の予防?抑制プロジェクトおよび醫(yī)療施設(shè)內(nèi)の水源と衛(wèi)生標(biāo)準(zhǔn)が定められている。WHOは引き続き各國と協(xié)力し、格差を縮めていく決意である」と述べました。

　「WHOがもっと早くから警報(bào)を鳴らすべきではないか」という批判に対して、テドロス事務(wù)局長は、「WHOは適切な時(shí)期に緊急事態(tài)を宣言し、今から約三か月も前のことだった。その時(shí)點(diǎn)、中國以外ではわずか82人の感染しかなく、各國が対応するのに十分な時(shí)間があった」と強(qiáng)調(diào)しました。（提供/CRI）