2020年4月26日、環(huán)球時(shí)報(bào)によると、米アトランティック誌が「西洋諸國(guó)は中國(guó)依存から脫卻できるか」とする記事を掲載した。

アトランティック誌はまず、「新型コロナウイルスの感染拡大前から、中國(guó)は世界の醫(yī)療用マスクの約半分を生産していた。現(xiàn)在不足している薬品や防護(hù)用品なども主に中國(guó)で生産されている」と指摘。ハーバード?ビジネス?スクールのウィリー?シー教授は、「製造業(yè)では全世界が中國(guó)に依存している。（米國(guó)は）醫(yī)療用品のみならず、電子、紡績(jī)、家具、玩具など、合計(jì)約5000億ドル（約54兆円）を輸入しており、本當(dāng)に中國(guó)から離れるのであれば、その結(jié)果に対する準(zhǔn)備をしておくべきだ」と語(yǔ)り、中國(guó)から離れるのは簡(jiǎn)単なことではないとの見(jiàn)方を示しているという。

また、記事は「フランスも米國(guó)と同様で、中國(guó)のサプライチェーンに大きく依存している」と指摘?！羔t(yī)療設(shè)備だけでなく、製薬や自動(dòng)車産業(yè)でも中國(guó)に依存している。マクロン大統(tǒng)領(lǐng)は、マスクと人工呼吸器のフランスでの生産を強(qiáng)化すると発表したが、コストを考えるとこれは簡(jiǎn)単なことではない」とした。そして、フランスが中國(guó)依存を減らせば、中國(guó)も報(bào)復(fù)措置を取るため「フランスの稼ぎ頭であるワインや観光業(yè)が打撃を受けることになる」と警鐘を鳴らした。

英國(guó)についても、「外相が『中國(guó)との関係はこれまでと同じではなくなる』と発言したが、その実行性には疑問(wèn)が殘る。英國(guó)は他の國(guó)同様、検査キットや人工呼吸器などを中國(guó)から輸入することを模索しているからだ。その上、英國(guó)は歐州連合（EU）離脫問(wèn)題がある。元駐中外交官のケリー?ブラウン氏は、『英國(guó)は歐州の伝統(tǒng)的な貿(mào)易パートナー以外に新たな経済的チャンスを見(jiàn)出そうとするなら、世界第二の経済體をそのリストに入れない方がおかしい』と語(yǔ)った」とした。

アトランティック誌は、「米國(guó)の例を見(jiàn)れば中國(guó)依存からの脫卻は容易ではないことは明らかであり、米中貿(mào)易戦爭(zhēng)が始まって2年近くになるものの、新型コロナウイルスは両國(guó)の経済関係が深く、簡(jiǎn)単には別れられないことを明らかにした」と論じた。そして、「問(wèn)題は企業(yè)がコスト削減を常に考え、リスク対応のための投資を十分にしてこなかったことにある。安定したサプライチェーンの構(gòu)築には費(fèi)用がかかるが、その効果はすぐには出ない。米國(guó)製のマスクは中國(guó)製マスクの2倍の価格である場(chǎng)合、どちらを選ぶのか？。最終的には消費(fèi)者が決めることだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）