「一帯一路」の要衝である新疆で実踐してきた世界的文化遺産保護(hù)研究などを連載中。真実の記録であり、腳色も誇張もない。2002年「日中共同ダンダンウイリク遺跡學(xué)術(shù)調(diào)査」を開(kāi)始し、焼損した法隆寺金堂「鉄線描」壁畫(huà)の源流の実物資料といえる「屈鉄線」壁畫(huà)「西域のモナリザ」などを大量に発掘。04年調(diào)査にはNHKとCCTVが同行取材した。

2004年、各種準(zhǔn)備がととのい雙方の技術(shù)を活かし壁畫(huà)保護(hù)処置を開(kāi)始した。保護(hù)技術(shù)面で著名な岡巖太郎氏は「新疆側(cè)は充分な技術(shù)水準(zhǔn)にある。汚れを完全に取り除くことなく、表面の凹凸も殘し千數(shù)百年前の風(fēng)格がしのばれるようにしよう」と提案し、中國(guó)側(cè)の張玉忠副所長(zhǎng)や中國(guó)國(guó)家博物館の鉄付徳教授も同意した。また富澤千砂子女史が模寫(xiě)も行った。

同年末、「樓蘭展」以來(lái)、中國(guó)外展示が禁止されていたミイラの「新シルクロード展」への展示基本許可を度々の交渉で取得した。筆者はこの年、調(diào)査保護(hù)研究に「新シルクロード」?「新シルクロード展」の交渉仲介が重なり14回も中國(guó)を訪問(wèn)した。　

2005年1月には保護(hù)処置の確認(rèn)と研究をおこなった。安藤佳香佛教大學(xué)教授は「新出壁畫(huà)に見(jiàn)られる法隆寺金堂舊壁畫(huà)の源流を思わせる鉄線描には、ホータンの王族に出自をもつ名畫(huà)家尉遅乙僧の畫(huà)風(fēng)をしのばせるものがある。精彩に富む瞳の動(dòng)きは、拝者の眼と心に深く訴えかけてくる。世界的名畫(huà)の出現(xiàn)であるといっても過(guò)言ではない」とコメントした。

壁畫(huà)のうち保護(hù)処置をおえた「西域のモナリザ」を含む4點(diǎn)やニヤ遺跡調(diào)査隊(duì)検出の「花卉文綴織袋」などが05年4月から12月まで、「新シルクロード展」の會(huì)場(chǎng)である東京?神戸?岡山で公開(kāi)され、「樓蘭の美女」以來(lái)のミイラも展示された。

日中関係の難しさのひとコマを付記する。東京江戸博物館での開(kāi)會(huì)式では王毅中國(guó)大使（現(xiàn)國(guó)務(wù)委員兼外相）も挨拶の予定であった。當(dāng)時(shí)は中國(guó)各地で激しい反日デモが繰り広げられ、日本でも一部団體による反中活動(dòng)。會(huì)場(chǎng)周辺は大音量の街宣車が行きかい、厳戒態(tài)勢(shì)。館內(nèi)も多數(shù)の公安関係。日中雙方とも「出席は難しいのでは」と囁きあった。王大使は開(kāi)會(huì)式途中に到著し、スピーチ。

多數(shù)のSPにガードされて參観する王大使に盛春壽新疆文物局長(zhǎng)が「彼とこの壁畫(huà)を発掘し、保護(hù)処置を行った」と筆者を紹介。大使は日本語(yǔ)で「新疆の文化財(cái)保護(hù)に盡力いただき感謝します」と手を差し出された。同年1月から12月まで、NHK「新シルクロード」が放送され、壁畫(huà)や前年調(diào)査の一部が紹介された。

■筆者プロフィール：小島康譽(yù)

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問(wèn)。1982年から新疆を150回以上訪問(wèn)し、多民族諸氏と各種國(guó)際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國(guó)獻(xiàn)男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽(yù) 挨拶―＜新疆是個(gè)好地方＞
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