2020年4月24日、観察者網(wǎng)は、カナダで香港出身のテレサ?タム公衆(zhòng)衛(wèi)生局長(zhǎng)が人種差別的な批判を浴びたと報(bào)じた。

記事によると、カナダ保守黨議員で黨首候補(bǔ)者のデレク?スローン氏は22日に動(dòng)畫(huà)をSNSで公開(kāi)し「タム博士はカナダ人をいじめている。出ていけ。カナダは自らの決定に対して主権を保たなければならず、斷じて國(guó)連やWHO（世界保健機(jī)関）、そして中國(guó)に意見(jiàn)を言わせてはならない」「タム氏は一體カナダのために仕事をしているのか、それとも中國(guó)のために仕事をしているのか」などと発言したほか、「中國(guó)はウイルス感染情報(bào)を隠蔽（いんぺい）している」などとも語(yǔ)ったという。

タム氏は香港生まれの英國(guó)育ちで、小児伝染病の専門(mén)家としてWHOの多くの専門(mén)委員會(huì)にメンバーとして參加した経歴を持ち、カナダの伝染病予防コントロールセンターにも在籍経験を持つ。2017年6月に公衆(zhòng)衛(wèi)生局長(zhǎng)に就任した。

記事は、スローン氏の発言に対してカナダのトルドー首相が23日に「民族主義がカナダで立腳する余地はなく、絶対に容認(rèn)されない。民族の多様性がわが國(guó)の大きな長(zhǎng)所の一つだ」とコメントしたほか、保守黨黨首宛てに「スローン氏の言論は殘酷で、民族主義的であり、國(guó)會(huì)議員に全くふさわしくない。タム氏はわが國(guó)の新型ウイルスとの闘いにおいて不可欠なリーダーシップを取っている」との書(shū)簡(jiǎn)が多く寄せられたと伝えている。

また、當(dāng)事者であるタム氏が「私は自分の仕事に専念していて1日20時(shí)間は働いている。仕事における唯一の重點(diǎn)は、すべての同僚たちとともに努力して、この伝染病を食い止めることだ?！弘j音』が私の仕事に影響することはない」とコメントしたことを紹介した。

記事によると、カナダでは今月だけで11件のヘイトクライム（憎悪犯罪）が発生しており、そのうち5件はアジア系住民に対する差別に関するものだという。（翻訳?編集/川尻）