今、中國に責(zé)任を転嫁することは、米政府が講じる公の感染癥対策になろうとしています。政治報道に特化するウェブサイト「Politico（ポリティコ）」の4月24日の報道によりますと、こうした手法を多くの共和黨候補(bǔ)者に「伝授する」ために、共和黨の重要な選挙部門は57ページにも及ぶ対処方針を関係者に送信しました。その中には、「トランプ氏の過失ではないか」「人種主義で引っかからないか」などと質(zhì)問された際に、中國を攻撃することでクリアする道筋が示されていました。

【その他の寫真】

Politicoが公開した対処方針のスクリーンショット

　當(dāng)該対処方針の作成者は、「中國はウイルスの発生情報を隠蔽したため、感染拡大を招いたと誹謗すること」、「民主黨の対中姿勢が溫和すぎると批判すること」、「共和黨人は、中國はウイルスの伝播にかかわったことを理由に、制裁する計畫を推進(jìn)すること」という三つの主な攻撃ルートを提供しています。

　共和黨の指導(dǎo)者層はこの対処方針を通して、ウイルスに関するあらゆる質(zhì)問に答える際に、中國に反対する意思を揺るぎなく伝えること、米國の現(xiàn)在の感染狀況がトランプ氏の過失であるかと質(zhì)問された際にも、話題を中國に移すよう候補(bǔ)者を指導(dǎo)しています。

　一例を挙げれば、「中國に責(zé)任を転嫁するのは、人種主義にひっかかる」と質(zhì)問されれば、候補(bǔ)者は「誰も中國系米國人を非難するのではない。これは中國のせいで、中國がウイルスの発生を隠蔽し、その危険性について間違った報告をしたため、世界的な大流行を招いた。彼らはそれに対して責(zé)任を引き受けるべきだ」、「中國共産黨の『専制』の下、中國人が誰よりも多くの苦しみを受けている。我々はこれらの人々と共にいる。感染の爆発を招いた『腐敗』した政府に反対するのだ」と答えるよう求められています。

Politicoが公開した対処方針のスクリーンショット

　注目すべきことは、これらの対処方針は感染癥の発生期間中にのみ適用するものではありません。共和黨は、2020年米大総選の中心的議題に中國を據(jù)える予定だと表明しています。トランプ氏の再任を目指す選挙グループは先日、民主黨候補(bǔ)者のバイデン氏が中國に対して、友好的に接するイメージを意図的に作り出す動畫を配信したのも、その一例と言えます。

動畫のスクリーンショット