2020年4月28日、中國メディアの新浪財(cái)経は、2020年第1四半期の造船受注量で中國に抜かれ世界第2位となった韓國が、政府の支援を得て巻き返しを図っていると伝えた。

英國の造船海運(yùn)分析機(jī)構(gòu)「クラークソンズ?リサーチ」社が公開したデータによると、2020年第1四半期の造船受注量は、中國が市場全體の64．8％を占める151萬CGT（標(biāo)準(zhǔn)貨物船換算トン數(shù)）で1位になった。以下、韓國が15．4％に當(dāng)たる36萬CGTで2位、日本が7．7％の18萬CGTで3位だったという。韓國は昨年まで2年連続で船舶受注量世界1位だったが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で船舶の発注も延期が相次いでおり、韓國造船業(yè)界の主力船種である液化天然ガス（LNG）船舶の発注はまだないという。一方、中國は造船大手の「中國船舶集団有限公司」がカタールの國営石油會社「カタール?ペトロリアム」から総額200億元（約3047億円）超の大型液化天然ガス（LNG）運(yùn)搬船の製造を受注したほか、2月に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で止まっていた中國國內(nèi)のタンカーやコンテナ船の発注が3月に集中したという。

記事によると、韓國政府は22日、新型コロナウイルスや原油価格の暴落で深刻なダメージを受けた海運(yùn)や造船業(yè)などの基幹産業(yè)を支援する40兆ウォン（約3兆5000億円）規(guī)模の基金設(shè)立を決定した。また、23日の危機(jī)管理対策會議を通じて、造船業(yè)へ約8兆ウォン（約7000億円）の支援を提供し、競爭力の維持と業(yè)界の安定に努めるという。

記事は、韓國造船業(yè)が政府から巨額の資金援助を受けることについて、「競爭相手となる中國の造船業(yè)界にとっては、不公平なやり方で影響は小さくない」と述べた。（翻訳?編集/原邦之）