2020年5月2日、米華字メディアの多維新聞は、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)の支持率が過去最高を記録した理由について分析する記事を掲載した。

記事は、「米國では新型コロナウイルスの感染者が100萬人を超え、死者數(shù)も上昇し続けている中、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の発言がたびたび議論の的となっている」とした上で、調(diào)査會社ギャラップが4月30日に公式サイト上で発表したデータによると、4月14日から28日までに行った調(diào)査で、米國民のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の支持率は過去最高のレベルになったと伝えた。

記事によると、4月初めのトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の支持率は43％だったが、今回の調(diào)査では49％に上昇した。記事は「これは4月14日から28日までの間にトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の支持率が過去最高となったことを意味している」と伝えている。

新型コロナウイルスの感染が拡大している中で、なぜトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の支持率は下がるどころか上がったのか。

ギャラップ社は、「今回の調(diào)査対象者の多くは4月5日以降、25日までにトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に対する評価を下しており、新型コロナウイルスの新規(guī)感染者は5日をピークに減少し始めていた」とし、「議論を呼んだトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の『消毒液発言』がまだ出ていない時の調(diào)査だったことも関係している」と分析している。

このほか、ギャラップ社が発表した別の報告書では、米國での新型コロナウイルスの感染狀況が好転してきたため、國民の悲観的な感情が和らいだことがトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に対する評価につながったとしている。

記事は、ギャラップ社のその他の調(diào)査によると、米國民の間では新型コロナ問題は長くは続かないとの意見が増えてきており、経済が打撃を被っているため経済活動の再開やロックダウン解除を求める聲が大きくなり、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)もこうした聲に呼応しているので、支持率が上昇しているとの分析もあると伝えている。（翻訳?編集/山中）