2020年5月5日、南國今報は、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち著き學(xué)校での授業(yè)が再開している中國で、マスクを裝著しての運動で生徒が死亡する事故が相次いでいると報じた。

記事は、河南省周口市の中學(xué)3年の生徒が體育の授業(yè)でマラソンをしていた際に突然倒れ、死亡したと紹介。生徒の父親の話として「學(xué)校の監(jiān)視カメラを見たが、息子はマスクを著けて運動場を走っていた。そして仰向けに倒れ、頭から落ちて跳ね返った。體育教師と他の生徒が引っ張ったり起こしたりしていた。マスクの裝著は、學(xué)校が規(guī)定したものだ」と語ったことを伝えた。

そのうえで、この中學(xué)校の関係者が電話での取材に対して「マラソン中に倒れた突然死であることははっきりしている。誰にも防ぎようがなかった」と語っただけで一方的に電話を切ったとしている。

そして、蘇北人民病院重癥醫(yī)學(xué)科の醫(yī)師が「運動時には大量の酸素が必要となるが、マスクを裝著していると酸素の吸入が不十分となり重大な酸欠を引き起こすことがある」と語り、教員は隨時生徒の顔色や身體狀況を観察し、問題がある場合には直ちに運動を止めさせ、醫(yī)師の診察を受けさせる判斷が必要だとの見解を示したことを紹介した。

記事はまた、「コロナ明け」の學(xué)校では同様の事故が複數(shù)発生しているとし、4月30日には湖南省長沙市でも14歳の中學(xué)生が體育の授業(yè)中に突然倒れて死亡したと紹介。ネットでは、死亡した生徒が1000メートル走のテストでN95マスクを到著して走っていたとの情報が寫真付きで拡散していると伝えた。

河南省の生徒はN95マスクではなく、通常のマスクを著用していたという。記事は、専門家が「マスク裝著の必要性は各地の感染狀況に基づき科學(xué)的に判斷する必要があるが、間違いないのはN95マスクを裝著する必要はないということだ」と語ったとしている。（翻訳?編集/川尻）