2020年5月17日、第一財経は、中國の伝染病専門家が同國內(nèi)における新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒を呼び掛けていることを報じた。

記事は、新型ウイルス感染拡大が抑え込まれている中國では徐々に日常生活が戻り、企業(yè)や學(xué)校も再開し始めるとともに、警戒意識が緩み始めた人も一部にいると紹介。これに対して國家衛(wèi)生健康委員會専門家グループ長の鍾南山氏が先日、外國メディアの取材に対し、「中國は依然として感染の第2波の危険に直面している。決して現(xiàn)在の狀況におごり高ぶってはならず、政府はリアルな感染データを公開しなければならない」と述べたことを伝えた。

また、この數(shù)週間で湖北省武漢市や東北地域などで集団感染が発生していることについて鍾氏が「現(xiàn)段階では中國の狀況は決して國外よりも楽観できるものではない。なぜなら、十分な免疫が得られていないからだ」と語ったことを紹介している。

鍾氏はまた、現(xiàn)在世界で競うように進んでいるワクチン開発について慎重な姿勢を示し「現(xiàn)在中國では多くのワクチンの臨床試験が行われてきたが、完璧な解決方法を見出すには數(shù)年の時間がかかるだろう。さまざまなワクチンを繰り返しテストしているが、結(jié)論を下すのは時期尚早?，F(xiàn)時點で、どのワクチンを新型ウイルスに用いればいいのか分かっていないのだ」と語り、ワクチンの開発に時間がかかる中で、積極的に體を動かす、食べ過ぎを避けるなど健康な生活方式を続けることが、免疫力を高めるうえで大切だとの考えを示した。（翻訳?編集/川尻）