中國(guó)のニュースサイトの澎湃新聞は29日、「新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）期間中に、多くの歐州人の米國(guó)に対する見(jiàn)方が大きく悪化したことが、歐州で最近公表された世論調(diào)査結(jié)果で明らかになった」と報(bào)じた。

記事は、英紙ガーディアンの29日付報(bào)道を引用する形で、ドイツ?ベルリンに拠點(diǎn)を置くシンクタンク、歐州外交評(píng)議會(huì)（ECFR）が今年4月、ブルガリア、ドイツ、デンマーク、スペイン、フランス、イタリア、ポーランド、ポルトガル、スイスの歐州連合（EU）9カ國(guó)で、計(jì)1萬(wàn)1000人以上を?qū)澫螭藢g施した世論調(diào)査について取り上げた。

それによると、「新型コロナウイルスのパンデミック期間中に、米國(guó)に対する見(jiàn)方が変わったか」との問(wèn)いについて、「改善した」「変化なし」「悪化した」の三つの選択肢から選んでもらったところ、「悪化した」と回答した割合は、デンマークで71％、ポルトガルで70％、ドイツで65％に上った。その他の國(guó)でも30～40％だった。一方、「改善した」と回答した割合は、ポーランドの13％を除き、他の國(guó)ではすべて10％に満たなかった。

調(diào)査報(bào)告書は「米國(guó)に対する歐州人の信頼は失われた」と指摘している。ガーディアンは「3月12日のシェンゲン協(xié)定圏內(nèi)の歐州26カ國(guó)からの入國(guó)禁止や、世界レベルでのコロナウイルス危機(jī)への取り組みにおけるリーダーシップの欠如、世界保健機(jī)関（WHO）との対立など、米國(guó)の無(wú)秩序な対応に、多くの歐州人が驚かされた」と伝えている。（翻訳?編集/柳川）