習(xí)近平総書記は12日、山西省太原市を視察しました。この中で、習(xí)総書記は山西転換型総合改革モデルエリア政務(wù)サービスセンターや、太鋼ステンレス精密帯鋼(おびこう)有限公司、汾河太原城區(qū)晉陽橋エリアを相次いで訪問し、伝統(tǒng)的製造業(yè)のモデルチェンジとアップグレード、感染癥終息後の企業(yè)の作業(yè)?生産再開、生態(tài)環(huán)境保護(hù)と汚染対策などの現(xiàn)狀を視察しました。

　黃河第二の支流である汾河は山西省最大の河川で、山西省民の母なる河として親しまれています。その長さは太原市內(nèi)で188キロに及び、「九河」と呼ばれる9本の支流（南沙河、北沙河、北澗(かん)河、玉門河、虎峪(こよく)河、九院沙河、冶峪(やよく)河、風(fēng)峪(ふうよく)河、小東流河）があります。歴史上の原因で、いずれも水質(zhì)がひどく汚染され、それぞれ市街地の東西両側(cè)から汾河に合流しています。

　汾河の水質(zhì)と都市生態(tài)環(huán)境の向上をめぐり、太原市は2014年にまず南沙河の総合改善工事を完成させ、2017年には、ほか「八河」の改善も完成し、この工程は「九河」総合改善プロジェクトと呼ばれています。2017年、太原市は汾河工事の第1期と第2期プロジェクトを踏まえて第3期を?qū)g施し、2019年6月に完了しました?，F(xiàn)在、汾河エリアは長さ40キロ近くになり、水域の平均幅は300メートル、両岸の景観と緑地の平均幅は150メートルで、芝生やグラウンドカバー、水生植物などの総面積は344.98萬平米に上りました。

　習(xí)総書記は12日午後、地元の鉄鋼企業(yè)＝太鋼ステンレス精密帯鋼有限公司を訪れました。同公司は2008年8月に発足し、山西転換型総合改革モデルエリア內(nèi)に位置します。主な製品は厚さ0.02ミリ～0.5ミリ、幅3ミリ～650ミリの高強(qiáng)度ステンレス精密帯鋼で、年間生産量は2萬トンとなっています。

　ここでは、広幅精密帯鋼箔材（厚さ0.02ミリ、幅640ミリ）が2018年に開発され、世界初の快挙となりました。この鋼材の厚さは髪の毛の直徑の3分の1にも満たず、A4サイズの紙よりも薄いため、手で軽々とちぎれるということから、「手ちぎり鋼」とも呼ばれています。

　「手ちぎり鋼」は高い付加価値があり、折りたたみ式スマートフォンのスクリーンや蓄電池などの生産に用いられます。

　山西省は中國初の試みである、全省域?全方位?系統(tǒng)的な國家資源型経済転換型総合改革試験區(qū)として、2017年2月に、8つの主要産業(yè)パークを統(tǒng)合して山西転換型総合改革モデルエリアを設(shè)立しました。総面積は約600平方キロで、2019年に區(qū)內(nèi)GDPは524.8億元に上りました。

　そのイノベーションの成果はエリアの政務(wù)サービスセンターで展示されています。センターは2019年5月に設(shè)置され、面積は約230平米となっています。（提供/CRI）