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16日、米國のアジア太平洋回帰以降、ASEANは再び大國が奪い合う「人気者」となった。
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2013年12月16日、米國のアジア太平洋回帰以降、ASEANは再び大國が奪い合う「人気者」となった。(文:王義[木危](ワン?イーウェイ)チャハル學(xué)會(huì)シニアフェロー、中國人民大學(xué)教授。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載)
【その他の寫真】
このほど日本の安倍晉三首相は日本?ASEAN特別首脳會(huì)議で中國の東シナ海防空識(shí)別圏について再び騒ぎ立て、南シナ海防空識(shí)別圏を想像で作り出し、共同聲明で「中國脅威論」を売り込もうと企てたうえ、今後5年間で2兆円の援助を約束することで、中國との対抗にASEANを取り込もうとした。だがASEANは中國の機(jī)嫌を損ねることを望まず、日本の誘いに乗らなかった。
日本のような金銭外交と一方の側(cè)につかせる戦略が空振りに終わるのには、すでに先例がある。かつてソ連の指導(dǎo)者ブレジネフもASEANを取り込んで中國を狙ったアジア安全保障システムを構(gòu)築しようとしたが、失敗に終わった。いま日本が同じ手を使い、同じ失敗を繰り返すとは、歴史の皮肉でなくして何であろう?日本はかつて西洋に學(xué)ぶことでアジアをリードしたが、現(xiàn)在も西洋の古い思考で衝突と対立を引き起こし、派閥を組もうとして、平和?発展?協(xié)力という地域の潮流に背いている。
実はASEANは米國のアジア太平洋回帰で最も被害を受けた利害関係者の1つであり、東アジア統(tǒng)合の御者ではなくなり、日米中間でどちらかの側(cè)につくよう迫られている。これに対するASEAN諸國の胸中は想像できる。米國のアジア太平洋回帰戦略の第2段階もASEANを勝ち取ることに重點(diǎn)があり、ASEAN內(nèi)の同盟國の助けを借りて、南シナ海の航行の自由の問題と領(lǐng)有権紛爭(zhēng)を煽り、中國を抑圧する方法を採っている。幸い、米國の同盟國は中國との友好協(xié)力を犠牲にするとは限らない。この點(diǎn)において米國は常に自國を過大評(píng)価し、ASEANを見くびっている。
また、EUも積極的に割り込み、ASEAN地域フォーラム、アジア安全保障會(huì)議に加えて、東アジアサミットのメンバーになることも差し迫って望んでいる。
▼ASEANの心を真に勝ち取ることができるのは一體誰か?これは3點(diǎn)によって決まる。
第1に、ASEANの力を借りるのではなく、ASEANを信頼して重んじること。ASEANは統(tǒng)合水準(zhǔn)全體ではEUに及ばないが、事務(wù)局は世界最大のイスラム國家であるインドネシアに置いており、文明の寛容性においてはEUを明らかに上回っている。EUはイスラム國のトルコの加盟をいまだに受け入れることができないのだ。この點(diǎn)から中國はASEAN統(tǒng)合の成果を高く評(píng)価し、ASEANプラス1、ASEANプラス3、ASEANプラス6協(xié)力の枠組みを一貫して積極的に支持し、東アジア統(tǒng)合においてASEANを信頼して重んじ、ASEANさらには世界の稱賛を勝ち取った。反対に、「小さな馬が大きな車を引く」と非難し、からかう一部の國はASEANの力を借り、さらにはASEANカードを切っているだけであり、ASEANがそれを知らないわけがないし、他の國々が失望しないわけがない。
第2に、小を以て大につかえるのではなく、大を以て小につかえること。小を以て大につかえるのは智者であり、大を以て小につかえるのは仁者だと古人の言葉にある。ASEANを尊重し、ASEANの立場(chǎng)に立って考え、その関心に配慮することが、ASEANとの関係発展の礎(chǔ)だ。ASEAN統(tǒng)合の過程においては、ASEANの主體性を十分に尊重し、多くを與えて少しを取り、正しい道義?利益観を樹立し、仁義を広め、文化の多様性を尊重するのが、善の善なる者だ。反対に、利欲に目がくらみ、ASEANに一方の側(cè)につくよう迫る道は、行き詰まっていくだけだ。
最後に、衝突を激化するのではなく、トラブルを協(xié)力のチャンスに変えること。大國に挾まれ、歴史の記憶がまだ殘る中、ASEANの心は比較的弱く敏感だが、地域の安全?安定の維持という點(diǎn)では比較的一致している。このため衝突が激化し、火中の栗を拾えば、傷つくのはASEANの心だが、10カ國によって1カ國を制止し、ごく一部の加盟國が自國の利益のためだけに米國の太ももにしがみつき、「南シナ海における関係國の行動(dòng)宣言」と「東南アジア友好協(xié)力條約」の精神に違反するのを防ぐことは、完全に可能だ。係爭(zhēng)を棚上げにして共同開発し、海上安全協(xié)力と海のシルクロードの建設(shè)を推進(jìn)し、未來に幸福をもたらすことは、各國に幸福をもたらす。
中國のASEAN政策は日米の冷戦思考を越えて、運(yùn)命共同體という考え方によってASEAN統(tǒng)合を積極的に支持し、コネクティビティ、産業(yè)の相互補(bǔ)完、RCEP(域內(nèi)包括的経済連攜)とTPP(環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定)同時(shí)の進(jìn)展を後押しし、ASEANプラス3、ASEANプラス6枠組みの構(gòu)築を推進(jìn)し、中國?ASEAN協(xié)力の「ダイヤモンドの10年」を築くものだ。これはどんどん実り豊かな成果を上げるに違いない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/武藤)
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