中國中央テレビのニュースサイトは22日、「韓國の航空業(yè)界はどうしてしまったのか」とする記事を掲載し、次のように伝えている。

全世界の航空業(yè)界が（新型コロナウイルスの感染拡大による）大きな影響を受ける中、國際線の比重が相當(dāng)に高い韓國の航空業(yè)界も同様に、史上最も厳しい試練に直面している。韓國の航空業(yè)界はどのような狀況にあるのか。各航空會社はどのような対策を講じているのか。

韓國最大の空港である仁川國際空港は、韓國の國際線の主要ハブの一つだ。今月第2週の韓國の國際線は前年同期比96％減となり、大量の旅客機が駐機場に放置されたままになっている。

大韓航空は現(xiàn)在、通常運航している國際線は2割に満たず、2萬人近い従業(yè)員の7割が交代で休みをとっている。最近では無給休暇の範(fàn)囲を全従業(yè)員に拡大することを検討している。韓國のもう一つの大手であるアシアナ航空も、全従業(yè)員に対して無給と有給の休暇を?qū)毪筏皮い?。さらに両航空會社は、外國人パイロットの無給休暇期間を延長または無制限延長している。

大韓航空は先月、済州島で約2億元（約30億円）相當(dāng)の不動産を売卻したのに続き、ソウル市內(nèi)の約29億元（約437億円）相當(dāng)の不動産と子會社の株式を売卻する準(zhǔn)備を進(jìn)めている。韓國最大の格安航空會社であるチェジュ航空は、約3億元（約45億円）相當(dāng)の流動資金確保のために、航空機エンジンを売卻した後にリースする案を検討している。

韓國の航空株は市場で持ち直しているが、大手航空會社と格安航空會社では見通しが異なるようだ。

5月の仁川國際空港の國際線貨物運送量は前年同月比4％減となっているが、大韓航空とアシアナ航空の貨物運送量はそれぞれ13．5％と4．3％増加している。韓國の國土交通部が旅客機の座席に固定裝置を設(shè)置すれば貨物を載せられるよう許容したためだ。業(yè)界內(nèi)では、第2四半期の大韓航空の貨物売上高は前年同期比70％増加し、現(xiàn)在の赤字狀況は第2四半期に改善されるとの見通しが出ている。

それに対し、韓國の格安航空會社は、資金調(diào)達(dá)のため有償増資などを?qū)g施しているが、短期間で生存危機を乗り越えるのは難しい狀況だ。

韓國の多くの航空會社が、國內(nèi)線を増やしながら國際線の再開を始めている。最近再開された國際線の多くは、ビジネスマンがよく利用するルートだ。観光客が利用する路線がいつ再開されるのかは不明で、韓國の航空業(yè)界の低迷はしばらく続きそうだ。（翻訳?編集/柳川）