2020年5月24日、環(huán)球網(wǎng)は、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)をはじめとする共和黨陣営が中國批判に全力を注ぐ理由について考察した米メディアの報道を伝えた。

記事は、米政治専門誌ザ?ヒルが23日に掲載した「トランプ、共和黨が反中戦略で全力を注いでいる」と題した文章を紹介している。

文章は、「近ごろホワイトハウスが中國政府を全力で攻撃している。そこには一定の民意があるが、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)と共和黨が中國を罵倒することで大統(tǒng)領(lǐng)選に勝てるかどうか、それは分からない」とした。

2012年の大統(tǒng)領(lǐng)選で共和黨のロムニー候補(bǔ)の顧問を務(wù)めたフーバー研究所のランヒー?チェン氏は「反中戦略は選挙戦に有効だと認(rèn)識しているが、今回の大統(tǒng)領(lǐng)選を決定づける要因は対中姿勢ではなく、米國経済の狀況と、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の新型コロナウイルス危機(jī)への対処の2點(diǎn)だ」と論じている。

文章は、「中國への過剰な集中砲火からは、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)がこの2つの問題から逃避しようとしているとの印象を與える」とし、米國內(nèi)で新型ウイルスの感染が拡大する以前の今年1～3月において、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が30回以上にわたり中國を稱賛してきたことに觸れて、その「変わり身の大きさ」を指摘した。

また、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)以下、共和黨陣営は中國を攻撃するとともに、民主黨のリーダーに対しても「対中姿勢が軟弱」と批判を強(qiáng)めているとしたうえで、「共和黨の議員たちは、中國を『敵』とする新たな冷戦が始まっていると米國民に信じ込ませないことには、大統(tǒng)領(lǐng)の下での団結(jié)が難しいと考えている」と分析した。

文章は、「米國內(nèi)で行われた最近の世論調(diào)査ではトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の支持率が下降しており、特に新型ウイルスへの姿勢においては民主黨のバイデン氏の支持率がトランプ大統(tǒng)領(lǐng)を上回る結(jié)果が出ている」と紹介?！袱长欷?、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)に警鐘を鳴らすのに十分なデータだ」としている。（翻訳?編集/川尻）