2020年6月6日、米華字メディア?多維新聞は、新型コロナウイルスは中國(guó)の不動(dòng)産市場(chǎng)にはほとんど影響を與えていないとの専門家の見方を伝えた。

記事は、6日に中國(guó)安信証券のチーフエコノミストである高善文（ガオ?シャンウエン）氏が行った講演の內(nèi)容について紹介した。高氏は、「経済學(xué)の観點(diǎn)からすると、新型コロナがもたらした真の問題は正常な取引活動(dòng)を阻害したことにある。取引をするごとに感染のリスクがあるからだ」と指摘?！袱长违辚攻摔瑜?、取引コストの上昇を招いた」とした。

高氏は例として、オフラインでの取引においては感染リスクを減少させるために、マスクを著用することや公共の交通を利用しないこと、手をよく洗うことなどの余分な措置が取られたことを挙げ、「経済學(xué)の角度から見ると、これらはすべて余分なコストになる」とした。また、「確率は低いとはいえ、すべての人が感染するリスクがあるため、いったん感染してしまうと日常生活が多大な影響を受けることになる」と指摘している。

また、「1回の取引金額が大きい商品については、取引費(fèi)用の與える影響は無視できるが、1回の取引金額が小さい商品の場(chǎng)合、取引費(fèi)用の占める割合が大きくなるため、取引費(fèi)用や取引そのものを抑制する作用が強(qiáng)くなり、結(jié)果的に取引の中止や延期になりやすい」と論じた。

その上で「自動(dòng)車」を例に挙げ、「新型コロナの影響で急激な販売不振に陥ったものの、その後はV字回復(fù)を遂げ、4月末の自動(dòng)車の売り上げは回復(fù)し、新型コロナ流行前をわずかに超える売り上げになった」と説明した。

別の顕著な例として「不動(dòng)産」に言及。「不動(dòng)産は1回の取引金額が非常に大きく自動(dòng)車の10倍以上になるため、自動(dòng)車が（新型コロナの）影響が小さかったのであれば、不動(dòng)産の場(chǎng)合は全く無視していいほどの影響しかないとい言え、実際にその通りになっている」とした。

高氏は、「4月末の時(shí)點(diǎn)で中國(guó)の不動(dòng)産取引は基本的に新型コロナ前のレベルに戻っており、5月から6月初めにかけて中國(guó)の30の大中都市の不動(dòng)産取引額は過去の平均値を超え、新型コロナ前の狀況を超えた」と指摘。一方で、飲食や娯楽、スポーツジムなどの分野では、「いまだに大きな影響を受けたままだ」とし、「これらの業(yè)界に共通するのは1回の取引額が小さいため、取引コストが占める割合が大きいことだ」と論じた。（翻訳?編集/山中）