ロシアのラブロフ外相はこのほど行われたテレビ記者會(huì)見で、「米國が中國、ロシアの周辺國家で、『生物実験室を密集的に設(shè)置』しており、その研究內(nèi)容を公開しようとしない」と述べました。これら実験室を設(shè)置する行為と目的について、國際社會(huì)から疑問と懸念が集まっています。

【その他の寫真】

　米國防省が公表したデータによりますと、米國はロシアと中國の周辺に15の生物実験室を設(shè)けているということです。一方、ロシア政府のデータによりますと、米國の秘密生物実験室は舊ソ連加盟國および周辺の27カ國にあり、その數(shù)は膨大なものだということです。事実から明らかになっているだけでも、その生物実験室はウクライナに15カ所あるほか、グルジアに3カ所と11カ所の小型研究所といった研究網(wǎng)が形成されているということです。さらに、ロシア安全保障會(huì)議の関係筋によりますと、全世界に設(shè)けられている米國の生物実験室の數(shù)は200カ所を上回っているということです。

　ロシアの報(bào)道機(jī)関が進(jìn)めたきたこれら生物実験室への調(diào)査?研究によりますと、その研究範(fàn)囲は昆蟲による危険病原體の伝播、人種遺伝子、軍事目的の生物多様性などが含まれています。その一部の実験室の所在地では、大規(guī)模なじんましんなど伝染病が蔓延していたということです。米國の一般大衆(zhòng)紙「USAトゥデイ」によりますと、2003年以降、米本土にある実験室で発生した人為的ミスによる致命的な微生物接觸事件が數(shù)百件に上っていることが分かりました。

　これに対して、このほど外交部の耿爽報(bào)道官は「関係筋によると、米國が舊ソ連加盟共和國に設(shè)けた數(shù)多くの生物実験室について、地元住民は閉鎖を強(qiáng)く求めている。米國が責(zé)任感を持って、國際社會(huì)の関心と地元住民の健康と安全を注視すべきだ。國際社會(huì)の懸念を解消するため、確実な対策を取る必要がある」と、中國政府の姿勢を示しました。（提供/CRI）