日本では1家庭に2枚のマスクが配布され始めているが、ここ香港でも政府から市民へのマスク配布が始まった。今回のマスク配布までの流れを追いながら、ご説明してみたい。

【その他の寫真】

まず、60回洗濯をして利用できる高性能マスク配布について、政府から市民への詳細(xì)な説明や申し込み方法についての會(huì)見が行われたのが、5月5日。オンラインでの申請(qǐng)開始は翌5月6日の朝からという事であった。

申し込みを行うことで1人1枚の60回洗って利用できるマスクが屆く事や、また使い捨てマスクについては6月以降1家庭につき10枚が配布される事などが発表された。

5月6日の午前、早速マスクの申し込みをしてみた。香港政府が解説した申請(qǐng)専用サイトを開く。

ちなみにこの専用サイトからの申請(qǐng)は5月6日～6月6日の間で、この期間に申請(qǐng)ができなかった人も6月末以降郵便局へ行けばマスクの受け取りができるらしい。

申し込み開始の當(dāng)日はネットへのアクセスが殺到をしたせいか、登録畫面へたどり著くまでに多少時(shí)間がかかった。しかしアクセスをして少し待てば順に登録畫面に繋いでくれるとあって、ストレスもない。

そして登録については非常に簡(jiǎn)単だった。名前、送付先の住所、連絡(luò)先の攜帯電話番號(hào)、香港居民カードの番號(hào)などの最小限の必要情報(bào)を入力するのみで完了する。家族などの分を含め、最大6名までの申請(qǐng)が可能だ。

無(wú)事に登録が終了をした事、登録番號(hào)、そして1枚のマスクが約2週間で配達(dá)される、という內(nèi)容だ。インターネットでの申請(qǐng)後も登録番號(hào)が出たので控え済みであったが、攜帯電話にも通知をしてくれるので更なる安心感がある。

そして3日後の5月11日には2回目のSMSが攜帯電話に屆いた。內(nèi)容は「既にマスクを送付した」事と、マスクの所在地を確かめることができる「問(wèn)い合わせ番號(hào)」が記載されていた。このマスクは郵便局を通して手渡しで受け取りをするシステムになっている。

つまり、ただポストへ投函をするのではなく、必ず手元に屆くように手配がされている。記載された問(wèn)い合わせ番號(hào)を辿っていくと郵便局のホームページに繋がり、香港政府のマスクに関する特別ページが作られていた。

マスクの受け取りについて、萬(wàn)が一在宅でない場(chǎng)合は控えを持って郵便局へ行くことなどが細(xì)かく記されている。

約2週間かかると言っていたにも関わらず5月6日の申請(qǐng)からほんの數(shù)日で手配がされた事に驚くと共に、受け取りについて細(xì)かく記載された説明ページがあった事に感心をする。

5月12日、筆者の元へマスクの配達(dá)があった。しかし生憎その時(shí)間帯は不在であった為、その後最寄の郵便局へマスクの受け取りに行った。そこでは、この政府配布のマスクのための専用受け取り窓口が設(shè)けられていた。

多くの人がマスクを取りに訪れるのであろう、配達(dá)証明を持って郵便局へ入ると直ぐに窓口を指差して教えてくれ迷うことなく辿りつくことができた。そして無(wú)事に手元に受け取ったマスクがこちらだ。

6層から成り立っており、最近やウィルスに効き目があるという銅が含まれているのだという。60回手洗いをすると內(nèi)臓のフィルター交換が必要となり、交換フィルターはまた入手できるようだ。手觸りも柔らかく、つけ心地も良い。マスクの取り扱い方について、広東語(yǔ)及び英語(yǔ)での説明書も入っていた。

5月5日の発表から1週間、そして申請(qǐng)日の6日からはたった6日で到著をした政府のマスク。その間一切の不安を感じる事もなく、政府からの連絡(luò)も都度受け取ることができた。やはり香港は何事も素早く、そして機(jī)能的だと感じた次第である。（提供/フライメディア）