2020年5月19日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、新型コロナウイルス感染拡大の混亂を経て、ドイツやイタリアにおける中國への好感度が高まっていることが世論調(diào)査の結(jié)果で分かったと報じた。

記事は、ドイツのケーバー財団が4月3～9日に1000人を?qū)澫螭趣筏茖g施した調(diào)査報告で、「ドイツはまず米國と緊密な関係を保つべきだ」との回答者が感染拡大前の50％から37％に減少した一方で、「中國との緊密な関係構(gòu)築が重要」との回答が24％から36％と増加し、ほぼ拮抗（きっこう）する結(jié)果となったことを紹介した。

また、新型コロナウイルス感染拡大の狀況下において、中國に対して「大いにポジティブな感情」を抱いている人が25％に上ったと伝えた。一方で「中國政府の動きがもっと透明であれば、少なくとも感染規(guī)模は小さくできた」との見方も71％に上っていると伝えた。

さらに、ほぼ同じ時期にイタリアの調(diào)査會社SWGが実施した同國內(nèi)の世論調(diào)査でも、中國を友好國と答えた人の割合が以前の調(diào)査時を大きく上回る52％となり、2位ロシアの32％を抜いてトップに立ったと紹介。一方で米國を友好國と答えた人の割合は、ロシアに次ぐ3位の17％だったものの、こちらは以前よりも大きく數(shù)字を落としたとしている。

そして、イタリアが今後関係を強化すべき國についての質(zhì)問では36％が中國と回答、米國の30％を上回る結(jié)果となったことにも觸れ、「イタリア人の中國への信頼度が、すでに米國を超えた」と評した。

記事はそのうえで、米國の世論調(diào)査では43％が「ドイツと密接な関係を保つべき」と回答しており、米國人が依然として歐州各國との協(xié)力関係を重視していることが明らかになる一方で、「しかしドイツではすでに心変わりが起きており、人心は中國に向かっているようだ」とする仏AFPの報道を伝えている。（翻訳?編集/川尻）