2020年5月20日、米華字メディア?多維新聞は、香港の大學(xué)入試で「20世紀(jì)前半に日本は中國(guó)に多くの利益をもたらした」との解答を誘導(dǎo)する問(wèn)題が出されたことに対する批判文章を掲載した。

文章は、今月14日に行われた香港の中等教育卒業(yè)証書(shū)試験の歴史科目で「1900～45年に、日本が中國(guó)にもたらした利益は、弊害より大きかった」との解答を誘導(dǎo)する問(wèn)題が出され、大きな議論を巻き起こしたと紹介。香港教育局が試験擔(dān)當(dāng)部門(mén)に試験の取り消しを要求する事態(tài)になったと伝えた。

一方で、同試験を運(yùn)営する香港試験評(píng)価局は18日に協(xié)議の結(jié)果試験の取り消しを行わず、林鄭月娥行政長(zhǎng)官も「今回の問(wèn)題は、専門(mén)的なミスによるもの」とあいまいなコメントを出すにとどまっているほか、教師の労働組合や一部議員からは「歴史観の多様性」を阻害するとして香港教育局を批判する動(dòng)きさえ出ていると紹介?！赶愀壅辖瘠猡胜?、史実に違う問(wèn)題の撤回に向けた毅然とした姿勢(shì)を示せていないが、近代における日本の対中侵略の殘虐行為は絶対に抹消できるものではない」とした。

その上で、明治以降の日本による中國(guó)への勢(shì)力拡張計(jì)畫(huà)や満州事変、日中戦爭(zhēng)などにおける侵略行為について具體的な事件やデータを示しながら説明。さらには「香港だけ見(jiàn)ても、1941年の日本軍による侵略、占領(lǐng)以降に極めて大きな迫害を受けた」とし、「多くの市民を殺害、逮捕したり、性的暴行を行ったりしてきた」と主張した。

そして、「もし、香港政府がなおも植民時(shí)代を戀しがったり、侵略を美化したりする教材や現(xiàn)象に対して大ナタを振るわないならば、香港の子どもたちの歴史認(rèn)識(shí)や道徳に関する基礎(chǔ)の空白狀態(tài)が続くことになる。75年前に世界各國(guó)が反ファシズム戦爭(zhēng)での大きな勝利をもぎ取ったという史実からしてみれば、この狀況は極めて大きな皮肉でもあるのだ」と論じている。（翻訳?編集/川尻）