小島康譽(yù) 2020年5月23日(土) 16時(shí)20分
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1985年に新疆政府外事弁公室と新疆工蕓品公司の案內(nèi)で、中國(guó)重點(diǎn)大學(xué)のひとつ新疆大學(xué)を訪ねた。寫真は1985年新疆大學(xué)を初訪問した筆者。
「一帯一路」は経済の道、政治の道であると同時(shí)に文化の道、國(guó)際協(xié)力の道でもある。筆者は「シルクロード経済帯」の要衝である新疆ウイグル自治區(qū)で各種の國(guó)際協(xié)力を?qū)g踐してきた。キジル千仏洞修復(fù)保存協(xié)力?日中共同ニヤ遺跡學(xué)術(shù)調(diào)査?日中共同ダンダンウイリク遺跡學(xué)術(shù)調(diào)査などはすでに紹介した。今回は新疆大學(xué)最初の奨學(xué)金を紹介したい。
1985年に新疆政府外事弁公室と新疆工蕓品公司の案內(nèi)で、中國(guó)重點(diǎn)大學(xué)のひとつ新疆大學(xué)を訪ねた。今から35年前の新疆、照明も少なく校舎も立派ではなかった。しかし「明日の新疆を建設(shè)するぞ」と教師も學(xué)生も目が輝いていた。86年、小島奨學(xué)金を設(shè)立した。新疆大學(xué)で最初の奨學(xué)金である。人材こそ國(guó)家の寶と考えたからである。一人150人民元、當(dāng)時(shí)の學(xué)生にとっては半年以上の生活費(fèi)に相當(dāng)した。以來(lái)、今日まで毎年継続している。
授與式には、新疆大學(xué)黨書記?學(xué)長(zhǎng)?教授?學(xué)生?院生ら約250人が出席。來(lái)賓として新疆政府副主席が出席したことも。書記?學(xué)長(zhǎng)の挨拶、受賞者名発表と授與、院生?學(xué)生代表挨拶、新疆政府副主席挨拶。続いて筆者が「大家好!」(こんにちは)に始まり、「自分のために、新疆のために、中國(guó)のために、そして世界のために、努力、努力、さらに努力を!」と日本語(yǔ)なまりの中國(guó)語(yǔ)で締めくくると拍手喝采である。
多民族地區(qū)である新疆ウイグル自治區(qū)には47民族が居住、受賞者は民族バランスも考慮されている。今では奨學(xué)金制度も増え、高額なものもあるが、「小島奨學(xué)金は、額は低いが栄譽(yù)は最高」と評(píng)価されている。授與式後にはサイン攻めにあうほど。金額は中國(guó)のインフレとともに順次増やし、ここ數(shù)年は一人3000人民元、學(xué)生生活費(fèi)一カ月分程度である。まとめて拠出する財(cái)力がないため毎年やりくりして振り込んでいる。33年間で4632人に贈(zèng)呈。各方面で指導(dǎo)者?幹部となった人も多數(shù)?!副井?dāng)に助かった」と方々で聞く。元學(xué)長(zhǎng)や教授陣多數(shù)も學(xué)生?院生?若手教師時(shí)代に受賞している。北京などで教授になった人も。
筆者が使用している頭陀袋(ずだぶくろ)はボロボロ。歴代學(xué)長(zhǎng)が頭陀袋を持ち上げ「學(xué)生諸君、これを見よ。小島さんは節(jié)約している。彼の大きな愛に學(xué)ぼう」と話すと涙する人もいるほど。2015年には「小島奨學(xué)金30周年記念大會(huì)」が開催された。記念DVDやリーフレットが制作されるなど熱情あふれていた。契約はこの年までだったが、新疆ウイグル自治區(qū)成立60周年祝賀の一環(huán)で、5年延長(zhǎng)?増額した。5年と限ったのは、老化と金欠のため。協(xié)議書に「小島康譽(yù)が死去したら妻聡子が継続する」を付け加えた。
新疆大學(xué)は中國(guó)政府の巨費(fèi)で大発展している。教授陣は約1900人、學(xué)生は約3萬(wàn)7000人。今年も9月下旬に贈(zèng)呈予定である。大愛無(wú)疆?。ù螭蕫郅司辰绀蠠o(wú)い)
■筆者プロフィール:小島康譽(yù)
浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國(guó)際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。 ブログ「國(guó)獻(xiàn)男子ほんわか日記」 <新疆は良いところ>小島康譽(yù) 挨拶―<新疆是個(gè)好地方> 書籍はこちら(amazon) 小島康譽(yù)氏コラム
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