5月21日、第1回「國(guó)際お茶の日」を迎え、中國(guó)茶の名産地として知られる雲(yún)南省では一連のオンラインイベントが開(kāi)催され、お茶の愛(ài)好家らが交流を深めた。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

種類豊富な中國(guó)茶の中で、プーアル茶は一番複雑なお茶だと言っても過(guò)言ではない?！父哳~な茶葉」「飲む骨董品」「伝統(tǒng)工蕓の塊」など、世間から様々なイメージはあるが、茶葉に詳しくない人はその種類や産地を見(jiàn)分けるのは非常に困難だ。

また、今販売されているプーアル茶は優(yōu)れたものと劣っているものが混ざっている「玉石混淆」の狀態(tài)で、多くの消費(fèi)者は買いたくてもどれを選べばよいか分らないなどの疑問(wèn)を抱いている。さらに新型コロナウイルスの影響で、実店舗での商品宣伝や説明ができなくなり、プーアル茶市場(chǎng)にさらなる打撃となっている。

近日、雲(yún)南康楽茶文化城を取材した時(shí)、すでに8割の店は営業(yè)を再開(kāi)していたが、客は數(shù)人しかいなかった。「何十年もお茶を売ってきたが、今年は一番売れ行きがよくない」と、茶商の李さんは焦っていた。

しかし取材では、新型肺炎の影響でより多くの茶商がインターネット販売やライブコマースなどに目を向けていることも分かった。

「春摘みの時(shí)、セールスMCを2人雇って茶園でライブ販売をした。以前はネット販売は補(bǔ)助ルートとしてしか使われていなかったが、今年から本格的にネット販売が始まった」と、臨滄古樹(shù)人家茶工場(chǎng)の責(zé)任者?余世剛さんが話してくれた。

18日から、「5．21國(guó)際お茶の日『クラウド茶會(huì)』」シリーズイベントの一環(huán)として中國(guó)EC大手の京東と雲(yún)南康楽茶文化城が共同主催した「オンラインで雲(yún)南の春摘みを體験」というイベントには多くの茶商が新商品を持ち込んで參加し、ライブ配信視聴者數(shù)は毎回10萬(wàn)人を超え、売り上げを順調(diào)に伸ばした。

余さんは「新型コロナの影響で、事業(yè)をデジタル化へ移すのは一般的な傾向となる。茶葉は保存しやすく、物流において運(yùn)送も便利で、ネット販売に非常に向いている。しかしオフラインで體験できる魅力をいかにオンラインで再現(xiàn)するか、これからまだまだ突破口を作らなければならない」と、新たな課題に取り掛かろうとしていた。

一方で、プーアル茶の産地や製造會(huì)社などの情報(bào)が混亂しているという問(wèn)題を解決するため、いわゆる「遡源」が実現(xiàn)できるよう、業(yè)界と雲(yún)南省政府は積極的に解決策を模索している。

2019年末、雲(yún)南茶ビッグデータセンターが正式に運(yùn)営を開(kāi)始した。今年の初めには、「茶紋雲(yún)」というプーアル茶の管理システムも登場(chǎng)し、AIを利用してプーアル餅茶に唯一無(wú)二の「身分ID」を與えることができた。このシステムは3カ月で40を超える會(huì)社で応用され、30萬(wàn)以上のプーアル餅茶データの採(cǎi)集を完了した。

デジタル化によってプーアル茶の遡源は容易になり、これは世界市場(chǎng)での事業(yè)展開(kāi)にとっても良い影響をもたらすと業(yè)界人は考えている。データによると、2019年の中國(guó)の茶葉輸出量は36．7萬(wàn)トンに達(dá)し、前年より0．5％増加した。しかし、プーアル茶の輸出量は2786トンにとどまり、中國(guó)茶葉の総輸出量に占める割合はわずか0．8％だった。

雲(yún)南省プーアル茶協(xié)會(huì)の董勝會(huì)長(zhǎng)は以前の取材で、「プーアル茶の主な輸出先は中國(guó)香港と臺(tái)灣地區(qū)、それに韓國(guó)、日本、マレーシア、シンガポールなどの國(guó)に集中している。生産標(biāo)準(zhǔn)の不統(tǒng)一やブランド意識(shí)不足、國(guó)內(nèi)外のお茶を飲む習(xí)慣の違いなどの原因で輸出が局限されている」と話した。

専門家は、デジタルビジネスへ積極的に參加することで、プーアル茶の産地?製造會(huì)社などがより明確化され、これからは豊富な古樹(shù)資源や多民族の茶文化、優(yōu)良な生態(tài)環(huán)境により、さらに大きな市場(chǎng)が獲得できると指摘した。（提供/環(huán)球網(wǎng)?編集/孫ソウ）