中國はいかにして「世界の救世主」になったのか、マスクの次はワクチンで「コロナ外交」―獨メディア

Record China    2020年10月23日(金) 8時20分

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中國紙?環(huán)球時報によると、ドイツのウェブサイトt-onlineに20日、「中國はいかにして世界の救世主になったのか」との記事が掲載された。

中國紙?環(huán)球時報によると、ドイツのウェブサイトt-onlineに20日、「中國はいかにして世界の救世主になったのか」との記事が掲載された。原題は「中國はいかにして世界の救世主になったか、初めはマスク、現(xiàn)在はワクチン、一貫してコロナ外交を展開」だ。

記事は、「中國國民はもはや新型コロナウイルスを心配していない。國慶節(jié)(建國記念日)の連休初日の映畫館のチケット売り上げは前年比で25%増えた」と説明。世界保健機関(WHO)のデータを基に、「第3相臨床試験を行っているワクチンの內(nèi)、4種が中國のもの。ドイツ企業(yè)と中國企業(yè)が合同で開発しているものも合わせれば5種になる」とした。

その上で、「臨床試験を終えてはいないが、中國はすでにワクチン接種を開始している」とし、その數(shù)は明らかにされていないものの、専門家は「100萬人を超えないにしても數(shù)十萬はいる」と推定していることを説明。シノファームが未承認のワクチンを35萬人に投與したこと、シノバックが9割の従業(yè)員とその家族らに接種させたこと、ファーウェイなど他の企業(yè)でも従業(yè)員に接種させることなどに言及し、専門家からは健康リスクを懸念する聲もあることを伝えた。

また、「中國國內(nèi)の感染リスクが実質(zhì)的にゼロであることは國民にとって良いことだが、ワクチン開発にとっては悪いことだ。なぜならワクチンの実際の効果を知ることができないからだ」とし、中國が自國の他、ペルー、アルゼンチン、ブラジル、バーレーン、モロッコ、サウジアラビア、インドネシア、トルコ、アラブ首長國連邦(UAE)などで試験を行っていることに言及。その見返りとして、開発したワクチンを優(yōu)先的に提供することを約束していると伝えた。記事はこうした動きを「マスク外交」に続く「コロナ外交」の一環(huán)であるとし、実際に米國のパートナーだったUAEが中國のワクチンを?qū)毪?、「新たな同盟」を結(jié)んでいるとした。

記事はさらに、中國が「ワクチンを世界に広く提供する」としていることも、臨床試験を行った國に優(yōu)先提供するという約束と矛盾すると指摘した。ドイツの専門家ジェイコブ?マーデル氏は「中國が効果的なワクチンを大量生産する最初の國になれば、それは象徴的な意味を持つことになる」とする一方、「中國が世界の救世主としての地位を確立することにはリスクが伴う」とも指摘。マスクやワクチンの品質(zhì)問題だけでなく、中國は過剰な約束をしていることのリスクがあるとしている。(翻訳?編集/北田

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