中國のコロナ対応は「失敗と成功が混在」、単純化してはならない―仏紙

Record China    2020年6月6日(土) 5時20分

拡大

3日、仏國際放送局RFIの中國版サイトは、新型コロナウイルス感染をめぐる中國政府の対応を高く評価する文章が仏大手紙の紙面に掲載されたと報じた。寫真は武漢。

2020年6月3日、仏國際放送局RFIの中國版サイトは、新型コロナウイルス感染をめぐる中國政府の対応を高く評価する文章が仏大手紙の紙面に掲載されたと報じた。

記事は、2日付の仏紙ル?モンドの言論面に、パリ東大學の政治學副教授、パリ第8大學の政治學教授、オックスフォード大學の現(xiàn)代中國研究博士の3人の共同執(zhí)筆による文章が掲載されたと紹介。文章は「中國政府は新型ウイルス管理における自らの成功を稱賛し、その一部は世界保健機関(WHO)からも評価された。一方で、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は専制政治の中國がウイルス流行に対し責任を取るべきだと考えている」とした上で、中國の経験は「失敗と成功が混在したもの」であり、専制政治、民主政治といった二項対立で簡単に論じられるものではないとの見方を示した。

そして、中國の感染管理における「特異性」の多くは、中國當局に透明性が欠けていたことではなく、當初に危険性への警鐘を鳴らしていた人を抑え込んだことに見られるとし、「政治的にも衛(wèi)生分野においても、これこそが中國の政権の最大の弱點なのである」と分析した。

文章はまた、武漢市當局を中心とした中國國內(nèi)の初動體制が明らかにずさんだったとの考えを示す一方で、「その後に中國政府が講じた措置は確かに効果的なものであり、それは他國と比較することで一層明らかになる」と説明?!笚蕱?、追跡、隔離という中國の感染防止戦略は現(xiàn)在広く世界で用いられている」とした。

さらに、中國が感染の抑え込みに成功した理由として、2003年のSARS以降、中國社會で伝染病リスクへの意識が高まったこと、さまざまな事業(yè)に政府が強く介入する國であること、重厚な工業(yè)?科學技術(shù)の基盤があり、社會に速やかに新技術(shù)が導入されたことを挙げている。

文章は最後に、西側(cè)の文章で中國についてしばしば用いられる「専制」という言葉について「中國が持つ複雑な現(xiàn)実をあまりに単純化させてしまっている」と指摘。中國の対応には実際に強みも弱みもあったとした。そして、「歐州や米國の民主は、ウイルス感染管理において何の役割も果たしていないことは明らかだ」と指摘した。(翻訳?編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜