2020年5月26日、中國科學技術(shù)出版社が運営するサイト?科普中國の微信アカウントは新型コロナウイルスのワクチンが來年3月に登場する可能性に言及した。

新型コロナウイルスのワクチンについて、上海復旦大學付屬の華山病院感染科部長で、上海市新型肺炎醫(yī)療救助専門家グループ長を務める張文宏（ジャン?ウェンホン）教授は、開発が非常に順調(diào)に進むならば、來年3月には実用化に成功したワクチンが登場する可能性があるとしたが、その効果は現(xiàn)時點では未知數(shù)だという。

張氏は、新型コロナウイルス流行の解決においてワクチンは非常に有効な手段となるが、3回にわたる臨床結(jié)果が出て、ワクチンが世界中で十分な量が供給されて普及するまでには、まだまだ時間が必要であり、現(xiàn)時點では來年末以降になるのではないかと見ている。

全國政治協(xié)商會議の委員を務める中國疾病予防抑止センターの高福（ガオ?フー）主任は、ワクチンの開発は通常1年半から2年もの長い時間を要するが、それは「安全、効果性、品質(zhì)管理」の三つの條件を満たす必要があるからだと説明。新型コロナウイルスの流行への緊急対応が求められている現(xiàn)狀について、「現(xiàn)在、ワクチンの安全性は及第點に達しており、今年末には一部の特殊患者集団に対してワクチンの投與を開始したい」と意気込みを語った。

世界保健機関（WHO）のデータによると、世界の新型コロナウイルスの新規(guī)感染者數(shù)は現(xiàn)在、1日當たり約10萬人のペースで増加しており、死者は累計34萬人超となった。新型コロナウイルスの特効薬やワクチンの登場を世界中の人々が待ちわびている。（翻訳?編集/高橋）