2020年7月10日、獨(dú)ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、世界保健機(jī)関（WHO）が新型コロナウイルスの起源を調(diào)査する先遣隊(duì)を中國(guó)に派遣したと伝えた。

記事によると、WHOが派遣したのは2人の専門家で、1人は動(dòng)物學(xué)の専門家、もう1人は疫學(xué)の専門家だという。この先遣隊(duì)は中國(guó)の専門家と協(xié)力して調(diào)査範(fàn)囲や日程を決定する。

記事は、WHOの今回の使命には「政治的にナイーブな要素」が含まれていると分析。國(guó)連諸機(jī)関の主な支援國(guó)である米國(guó)は、WHOが正確に疫病に対処しておらず、中國(guó)寄りであると批判してWHO脫退を宣言したと指摘した。

記事によると、中國(guó)外交部の趙立堅(jiān)（ジャオ?リージエン）報(bào)道官は10日、「中國(guó)は率先してWHOが専門家を派遣してウイルスの起源問題について討論するよう招待した」と主張。さらに「一方の米國(guó)は、WHOからの脫退を宣言しただけなく疫病を政治問題化しており、責(zé)任転嫁と中傷に躍起になっている」と米國(guó)を非難した。

記事はまた、今年5月に行われたWHOの年次総會(huì)で「120以上の國(guó)からウイルス起源に関する調(diào)査の要求が出ていた」と紹介。これに対し中國(guó)は、「WHO主導(dǎo)による調(diào)査」を主張し、なおかつ「新型コロナの感染拡大がある程度収まってから」の調(diào)査を主張していたと伝えた。

記事は、「前回の調(diào)査は2月に行われたが、専門家チームの責(zé)任者であるブルース?エイルワード氏は、中國(guó)の対策と情報(bào)共有について稱賛していた。だが、米國(guó)やカナダからは中國(guó)に対して寛大すぎると批判の聲が出ていた」と指摘した。

さらに、AP通信が「WHOの內(nèi)部會(huì)議の録音記録によると、WHOの専門家たちは中國(guó)の情報(bào)提供が遅いことや情報(bào)量が非常に少ないことに対して大きな不満を持っていたことが示されている」と報(bào)道したことを紹介した。それによると、専門家たちは中國(guó)が1週間以上経過してから実験室が解析した新型コロナウイルスの遺伝子配列情報(bào)を公表したことにも不満を述べているという。

このほか「WHOの幹部は、1月6日からの鍵となる1週間に中國(guó)は、ウイルスが人から人へと感染するかどうか、また世界の他の地方にどのようなリスクをもたらすかを分析するために必要な十分なデータを提供しなかったことについて、個(gè)人的に不満を示した」とも伝えている。（翻訳?編集/山中）