2020年6月11日、聯(lián)合ニュースによると、韓國大統(tǒng)領(lǐng)は、北朝鮮が脫北者団體による體制批判のビラ配布に反発を強めていることから、今後、配布行為を取り締まる方針を明らかにした。記事は、こうした方針を示した背景について「危機に追い込まれた南北対話の活路を何としても見いだしたいという、大統(tǒng)領(lǐng)府の切迫感の表れだ」と伝えている。

大統(tǒng)領(lǐng)府は同日、國家安全保障會議の常任委員會を開き、北朝鮮へのビラ配布を違法と斷定。南北交流協(xié)力に関する法律、航空安全法などに違反するとした。また、2018年の南北首脳會議で発表された「板門店宣言」などでの合意事項にも反すると指摘した。

記事は、「大統(tǒng)領(lǐng)府は、単に対北ビラ配布の問題を解決することにとどまらず、南北の合意事項全般にわたって履行する意思を示し、南北対話を行いたい考えを明らかにした」と指摘?！竿ǔ?、國家安全保障會議の常任委員會は、終了後に短いプレスリリースで內(nèi)容が発表されるだけだが、この日は國家安保室の金有根（キム?ユグン）第1次長が直接記者會見を開いたことからも、こうした意思が強いことを示している」と伝えている。

このニュースに、韓國のネットユーザーからは、「北朝鮮に非難もできない國が民主國家と言えるか？」「民主主義國家で、民間人の自由な活動を違法とは何事か」「今後、北朝鮮の悪口を言ったら違法になるということ？」「ビラは南北合意事項に違反し、北朝鮮のミサイル発射は違反ではないというのか？」などと、反発の聲が多く上がっている。

その他、「文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は、國民の自由を抑圧してまで金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長に良く思われたいの？」「北朝鮮の閉鎖的な現(xiàn)実を（ビラで）伝えるべきだ」などという聲も上がっている。（翻訳?編集/関）