2020年8月21日、中國國営新華社通信のニュースサイトは、各國の新型コロナウイルス感染狀況にはキーワードがあるとする記事を掲載した。

記事は、「世界保健機(jī)関（WHO）の発表によると、20日時點(diǎn)で世界の新型コロナウイルス感染者は2200萬人を超え、死者は78萬人を超えた」と紹介?！付啶螌熼T家は、早すぎる制限解除や夏の旅行シーズンで人の移動が増えたこと、若者のコロナ対策軽視などの要素が一部の國でクラスターなどの頻発を招いているとみている」と伝えた。

記事はその一方で、「上述の要因以外に、新型コロナの感染拡大が続いていたり、再拡大が発生したりしている國には、それぞれに特有のキーワードがある」とし、次のように分析した。

米國のキーワードは「混亂」だ。新型コロナの感染が最も深刻な米國では現(xiàn)在、新型コロナが「非常に広範(fàn)囲に広がる新たな段階に入った」と専門家はみている。最近では新規(guī)感染者數(shù)の増加が緩やかになってきたものの、検査數(shù)も減少している。一部メディアや専門家は、検査數(shù)の減少や検査の停滯、データ反映の遅れなどで米國の新型コロナデータには「混亂」が見られているため、最近の感染者數(shù)の増加が緩やかになったのは検査數(shù)の減少と関係しているのか判斷しかねるとしている。

ブラジルのキーワードは「制御できる可能性」だ。米國に次ぐ世界第二の感染者數(shù)となっているが、最近の狀況を見ると制御できそうだという。感染者1人が新たに何人に感染させるかを示す実効再生産數(shù)が16日から0．98となったからで、それまで16週にわたって1以上だったが、1を下回るということは感染の勢いが弱まったことを示していると専門家はみている。

インドの場合、「加速」がキーワードだ。インドでは新規(guī)感染者數(shù)が高止まりしている。8月以降は1日5萬人以上の新規(guī)感染者が出ており、最近では6萬人を超えている。都市部の貧困地域での感染率が高く、農(nóng)村部にも広がり、感染防止と経済とのバランスを取るのが難しくなっている。

韓國のキーワードは「教會」だ。中央防疫対策本部の20日の発表によると、19日午前0時から20日午前0時までの間に288人の新規(guī)感染者が出ており、7日連続で100人以上の新規(guī)感染者が出た。その多くがソウルと京畿道（キョンギド）だが、一部のキリスト教會の活動によるクラスターで感染が広がっている。

そして日本は「仏系」がキーワードだ。日本は第2の波が大きくなっており、8月に入って1日の新規(guī)感染者が1000人を超えた日が14日もある。累計では6萬人を超えたものの、それでも日本政府は緊急事態(tài)宣言を出すことなく、人々もあまり気にかけていないようで、コロナとの共存狀態(tài)の中、ワクチンの登場を待っている。（翻訳?編集/山中）