中國の自動車関連情報サイトの毎日汽車は25日、韓國の電気自動車（EV）バッテリー大手3社について、「グローバル市場で長期的な競爭力を維持し、內(nèi)部競爭を減らすため、進出戦略を差別化し、それぞれ異なる地域の市場に焦點を當てている」とする記事を配信した。

記事はまず、LG化學(xué)について、「発展の重心を歐州に定め、歐州の電気自動車市場への投資を加速している」とし、次のように伝えている。

LG化學(xué)は2020年からの3年間、世界のバッテリーメーカーの間で最大の成長を達成するとみられている。KB証券の研究員、Baek Young-chan氏は最近のリポートで、LG化學(xué)のバッテリー部門の売上高と営業(yè)利益は、2021年から2022年の間にそれぞれ37．7％と59．9％増加し、ライバルである中國の寧徳時代新能源科技（CATL）を上回ると予測している。

LG化學(xué)は、今年第1四半期のグローバルEVバッテリー市場シェアでトップにランクされ、當面はその地位を維持するとみられている。

これは歐州のEV市場が急成長しているためだ。2019年の世界EV販売シェアは、中國が55％、歐州が30％で、殘りの15％が米國。だが多くの専門家は、2022年になれば歐州、中國、米國がそれぞれ50％、40％、10％を占めると予測している。

LG化學(xué)は、アウディ、ダイムラー、ルノー、ボルボ、フォルクスワーゲン、ジャガーにバッテリーを供給している。KB証券のリポートによると、歐州のEVバッテリー市場におけるLG化學(xué)のシェアは70％を超えると推定されている。

記事は続いて、SKイノベーションについて、「中國の自動車メーカーとの合弁で、中國市場での存在感の拡大に取り組んでいる」とし、次のように伝えている。

SKイノベーションは、コロナウイルスの危機から急速に回復(fù)している中國のEV市場に期待を寄せている。

中國の北京汽車工業(yè)控股有限公司は、2020年9月に高級EVブランド「ARCFOX」の初の量産モデルとなるスポーツタイプ多目的車（SUV）「ARCFOX αT」を発売する。搭載されるバッテリーは、SKイノベーションと北京汽車集団の合弁會社「BEST」が生産する。中國政府が2022年まで環(huán)境にやさしい自動車に対する助成金政策を延長するという決定は、SKイノベーションにとって朗報だ。

記事は最後に、世界4位のEVバッテリーメーカーであるサムスンSDIについて、「現(xiàn)代?起亜自動車との協(xié)力により、アジア市場でのシェアを急速に拡大することが期待されている」とし、次のように伝えている。

サムスン電子の李在鎔（イ?ジェヨン）副會長と現(xiàn)代自動車グループの鄭義宣（チョン?ウィソン）主席副會長が5月13日、サムスンSDIの天安工場で會い、次世代EVバッテリー技術(shù)について意見交換を行った。

LG化學(xué)とSKイノベーションのバッテリーだけを使用している現(xiàn)代自動車グループが今後、サムスンSDIの製品を使用すれば、サムスンSDIの市場シェア上昇に力を貸すことが可能だ。

2020年第1四半期の現(xiàn)代?起亜のEV販売は2萬4116臺で、テスラ（8萬8400臺）、ルノー?日産自動車連合（3萬9355臺）、フォルクスワーゲングループ（3萬3846臺）に次いで多かった?，F(xiàn)代自動車グループの目標は、2025年までに世界第3のEVメーカーになることだ。（翻訳?編集/柳川）